認知症、よもやま話

認知症、よもやま話

2013年11月26日(火)9:13 AM
 空気が冷たいですね。毎朝、寒いと言うよりも冷たいものに触れた時のように、顔や耳がピリッとします。朝の4~5時だと外も暗いので、ついつい寝過してしまいます。
カラーとしょうじ先生 夏は遅寝早起きに適した季節でしたが、今は早寝遅起きがベストです。体はお日様のリズムと関連しているからです。時間が許せば、日の出(11月は6:30くらい)まで眠りたいものです。
 ところで、お日様のリズムと一致した睡眠がとれない病気があるのをご存知ですか?不眠症の原因になる病気はたくさんありますが、今回は認知症をご紹介します。
 
 家族や友達が認知症で、戸惑ったことはありませんか?認知症の原因になる疾患は色々ありますが、65歳以上の7人に1人が認知症で、歳を重ねるほど発症の可能性があがると言われています。私の親も80代なので人ごとではありません。
 記憶力、日時や場所を把握する力、理解して問題を解決する力などが低下するため、現実を正く認識する力が小さくなるのが認知症です。これを中核症状といい、そこに環境や人間関係などが加わって二次的におきる症状のことを周辺症状といいます。攻撃的になったり興奮したり、焦ったり疑ったり、不眠症になったりします。
 
 想像してみてください、目を覚ますと知らない場所にいて、日も曜日も昼か夜かも分からない、周りは真っ暗でシーンとしていたら怖いですよね?小さな頃、夜中に目を覚ました不安感に似ていませんか?
 歳をとると眠りが浅くなるので、夜中に何度も目を覚まします。少し電気をつけておく、近くにいつもの服を置く、家族の声やテレビなどの音を流す、添い寝をするなどにより安心でき、再び眠ることができます。特に夜より昼寝を好んでいる場合は、夜が不安で眠れないのかもしれません。
 他にも不眠の原因は、脳にある時計が壊れてしまった、日中の活動量が少ない、陽の光を浴びる時間が少ない、どこかが痛いとか痒いとかもあるので、睡眠日誌をつけてみたり、病院で相談するのがいいと思います。
 
 他の家族には普通なのに、自分にだけひどい態度をとると思ったことはありませんか?それは認知症をよく理解するための9大法則・1原則の第2法則、症状の出現頻度に関する法則かもしれません。自分以外の人には普通にふるまう場合、大変さを周りに理解してもらえなくて辛いですね。これは子供が母親に甘えるのと同じで、最も信頼している人に症状を強く出してしまうからです。誰でも家族と他人とでは対応が違うと思いますが、認知症になるとそれが強くでてきます。
 
 周辺症状は環境や接し方で変わる可能性があります。認知症の人が感じている世界を理解し、大切にし、現実とのギャップや戸惑いを感じさせないようにすることで、周辺症状が改善することもあります。認知症にも個人差があるので、周辺症状がなくなることを期待しすぎないことも大切です。
 
 認知症の予防は食事、睡眠、運動など、毎日を大切に生きることです。そしてあれ?おかしいな?と思ったら、「自己診断」「家族がつくった 認知症 早期発見の目安」をチェックです。まさか?と思うくらいで医療機関に行くことをお勧めします。よいお薬もあるので、早期発見により進行を遅らせたり、症状が改善できる場合もあります。
 前駆症状として軽いもの忘れから3年くらいで初期症状のもの忘れ(いま聞いたことを忘れるなど)、段取りの悪さなどで仕事をするのが難しくなり、5年くらいで中期症状として人格が変わる、被害妄想や徘徊がはじまる、記憶が消える(食事をしたことを忘れたり、トイレや家の場所を忘れるなど)、末期症状になると身の回りのことができなくなり、会話も通じなくなり、最後は家族などの身近な方や自分も分からなくなるので、早期発見&早期治療で進行を遅らせることが大切です。
 症状や進行する段階や年数は、病気の違いや個人差が大きいのであくまでも目安です。意欲が落ちたな、感動が減ったなとか何だか前と違う、と感じた時がチェックの時です。
 ちなみにもの忘れと認知症との違いは、食事で例えると年相応のもの忘れはメニューを忘れ、認知症は食べたこと自体を忘れます。年相応のもの忘れは自覚があり、きっかけがあれば思い出せますが、認知症は忘れたという自覚がないので思い出せない部分に作り話が混じることがあります。
 
 認知症の方はもちろんですが、周りの方も戸惑うことが多いと思います。認知症になった原疾患や個性、環境で悩みも違ってきますが「認知症の人と家族の会」 「レビー小体型認知症家族を支える会」 「認知症介護情報ネットワーク」 「ひもときネット」 「認知症への取り組み(厚生労働省)」なども参考になると思います。
 ところで11/16(土)から「ペコロスの母に会いに行く」が始まりました。認知症の母親との、何気ない日常を描いたエッセイ漫画が元になっています。面白くて、せつない映画でした。観る時はティッシュを忘れずに(笑)
 そうそう、はりやおきゅうも試してみる価値があります。認知症に的を絞った治療で成果をあげていらっしゃる方もおりますし、治る力を回復することで症状が緩和される可能性もあります。同時に適度な食事、睡眠、運動など、毎日を楽しく大切に生きることです。
 



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