花粉症対策

花粉症対策

2014年02月18日(火)12:36 PM
 2週続けて凄い雪でした!身の危険は、もう去ったでしょうか?
 予報が発達したとはいえ、自然の脅威は事前に知ることが難しく、科学の進歩を誇った先から打ち砕かれる気がします。
 社会のセーフティーネットはありがたいですが、自分が頼りになるように感覚を研ぎ澄ましたいと思います。
 
 さて、感覚の1つである嗅覚に大打撃を及ぼすミクロの恐怖、スギ花粉のピークがやってきます。
 スギなどでおこる、様々なアレルギー症状のことを花粉症といい、風邪に似た症状がおこります。
 サラサラ透明な鼻水が流れ出たり鼻詰まりになったり、目がかゆくくしゃみがでるなどが同時におこったら、花粉症が疑われます。1週間たっても完治しないなら、それは風邪ではない確率が高いです。
 花粉症は、のどのかゆみや不快感、咳、吐き気や下痢、皮膚のかゆみやただれという症状がでることもあります。
 いずれにしても、花粉に対するアレルギー反応です。
 
 実は花粉症のアレルギーは、2段構えにやってくるのをご存知ですか?
 花粉が目や鼻の粘膜に入ると数分で、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、涙、充血という症状が出ます。これは、花粉の侵入を防ぐためのアレルギー反応です。ここで防げないで喉までいくと、喉のかゆみや、咳などがでることもあります。これを即時相といいます。
 花粉の侵入がなくなれば、15~30分くらいでこの症状は治まります。
 でも、花粉が入ってから8時間~2日くらいたつと、鼻づまりや目の炎症などの症状がでてきます。これを遅発相といいます。
 この症状を繰り返すことで、目や鼻の粘膜は弱り、ますます花粉に弱くなっていきます。
 そしてアレルギーの怖いところは、いつアレルギーになるか分からないことです。花粉のダメージは蓄積するので、自分の許容範囲を超えた時に急に発症する可能性があります。  どんな症状が強く出るか、症状が酷い人や軽い人、ギリギリでこらえている人など、花粉症には個人差がありますが予防策は同じです。花粉を浴びないこと、これが一番大切な予防策です。
 
 スギ花粉の場合、10月中旬ころに完成して少しずつ飛び始め、温かい時期になると一斉に飛散します。
 花粉を完全防御することはできませんが、体に花粉をつけない、ついたら流す、を心がけましょう。
 具体的には、花粉情報に注意して飛散量が多い時はできるだけ出かけない窓や戸を閉める服はツルツルした表面のものにし、マスク・メガネ・帽子などをし、帰ったら服や髪をよく払って洗顔・うがい・鼻をかみまめにお掃除をします。
 鼻に入る花粉は、普通のマスクで約1/3花粉症用マスクは約1/6に減らせます。
 また、目に関しては、普通の眼鏡で約1/2花粉症用ゴーグルは約1/3に減らせます。
 三島付近の花粉症は例年よりも少ないようですが、ただいま花粉症の方も、花粉症でない方も、できるだけ花粉を避けてほしいと思います。
 環境省花粉観測システム「はなこさん」は、毎日の花粉状況をパソコンや携帯でチェックできます。
 
花粉症による鼻障害のツボ 体の中から花粉を防御するなら、はりきゅうで自分の力を高めることをお勧めします。
 薬などで抑えきれないなど、症状が出てしまった時には簡単ツボ療法を試してみてください。
 薬指の爪の両側を、反対の手の親指と人差し指ではさむように持ち、優しく揉みます。強くつかむと、涙が出そうなくらいに痛いところなので、優しく揉んでください。蕁麻疹が出た時にもお勧めのツボです。
 また、鼻水が止まらない時、息を吸いながら小鼻の両側を人差し指で押します。
 夜になったら、合谷にお灸をして、睡眠中の粘膜回復を期待します。
 花粉症は、治ることもあります(自分がそうですが)。花粉をつけないことと、毎日の食事や睡眠を大切にして、楽しく毎日を過ごしてほしいと思います。
 



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