季節の変わり目 ~腸内細菌と抗生物質~

季節の変わり目 ~腸内細菌と抗生物質~

2014年08月19日(火)9:11 AM
 そろそろ暑さのピークも過ぎる頃、虫達は夜になると秋を謳歌しています。人間もこれくらい季節に敏感に対応できると、常に元気でいられるんだろうな~と感心しきりです。
 肌で感じない分、風情を目で楽しもうと思って秋の七草を庭先やその辺の草むらに探しましたが、残念ながら揃いません。思ったより田舎じゃなかった(笑)
 ちなみに秋の七草は、萩・桔梗・葛・藤袴・女郎花・尾花・撫子で、春の七草粥と違って観賞用です。七草といわれるものは、春・夏・秋の3つの季節にありますが、それぞれが違う由来で生まれたようで関連はありません。そのうち誰かが「冬の七草」と言いだすかも知れません。
 
 今月号のニュートンに掲載されている記事を見てふと、自分の常在菌は季節を感じているのか?と疑問に感じました。
 生後間もない赤ちゃんに感染した腸内細菌は、食べた物や周りの環境にあわせて成長し、ビタミンを合成したり免疫に関わったりします。他にも皮膚の常在菌も、同じように感染した後で共生しています。
 人間は、自分の細胞より多いこれらの常在菌と、助け合ったりけん制することで健康を保っています。
 人にとって些細な環境の変化でも、小さな菌にとって死活問題なこともあるので、自分のアンテナの感度が上がれば上がるほど、小さな変化に敏感になっていくのかもしれません。
 
 ところで、抗生物質(抗菌薬)ってどんな薬か知っていますか?「他の微生物の発育や代謝を阻害する化学物質」のことで、人の細胞や病原菌、常在菌の区別なく、一定の構造や仕組みを壊す働きがある薬のことです。抗生物質が有効な場合、体の免疫力も下げるけれど、病原菌の方が先にやられるので免疫力が勝つ、イコール病気が治るということになります。
 結核も治る夢のような薬である抗生物質も、今や効かない病原菌が増えました。ペニシリン発見以前の時代に戻るのも時間の問題と言われていますが、一層のこと常在菌と仲良くやりたいものです。
 
sara_kiki#2 涼しくなると風邪をひくかたも増えますが、風邪に効く薬はありません。
 高すぎる熱、激しい痛みがでた喉など、症状を一時的に楽にする薬が必要な場合もありますが、普通は何もしなくても3日くらいで治ります。睡眠や安静は、薬や注射で代えることはできません。自分の体力と免疫力で、病気をやりすごすしかありません。
 そういえば整体で有名な野口さんの本で、風邪をひくと体が変わるとか、風邪は数時間で治るとか、風邪もひけない鈍感な体になるなとかが書いてあるのを見て、何て細やかな身体感覚だと感動したことがあります。感染は体を変えるチャンスだし、意識の持ち方次第では3時間で風邪をひききることができるという洞察力が凄いのですが、そういえば腸内細菌との出会いだって感染です(笑)
 これを読んで以降、風邪をひいたら自力で早くひききるか、ちょっと疲れて自力で頑張れない時ははりきゅう(鍼灸)で早くひききるように心がけています。
 もちろん、腸内細菌達も一緒に頑張ってもらいたいので、食欲がなければ食べないとか、普段より胃腸に優しく栄養豊富な食べ物にするとか、味方になる常在菌との打合せも忘れないように気をつけています(笑)

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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