エヘン虫

エヘン虫

2015年02月10日(火)7:23 AM
 エヘン虫、たいていの方は聞いたことがおありでしょう。喉のイガイガ感があり、『エ~ッヘン』とか『ン・ウーン』とかやってもなかなか楽にならないあれです。
 会議やデートの最中、映画館など静かにしていて貰いたい時に突然暴れ出してくれる困りものです。
 大正製薬ヴィックスドロップのCMで有名なこのエヘン虫。ヴィックスドロップにはうがい薬に入っている成分が含まれていて、強い殺菌、抗カビ作用があるそうです。自分の免疫力もやられそうなほど強力そうなのど飴ですが、それでも退治できないエヘン虫もいます。これを便宜上スーパーエヘン虫と呼びます。
 
 スーパーエヘン虫には『ヒステリー球(内科的診断名)』あるいは『咽喉頭異常感症(耳鼻科的診断名)』という名前が付けられています。
 痰がからんでいるような気がして、出そうとするが出ない。のどが詰まったり、ゴロゴロと引っ掛かっている感じがして咳払いを何度もしてしまう。あるいは、のどが狭くなった感じがする。吐き気がある。などの不快な症状が続いているにも関わらず、検査をしても異常や器質的病変がみられない場合に、この病名が使われ、治療としては経過観察か、精神安定剤の服用になります。
 
 原因は、積もり積もった疲労、極度のストレス、言いたい事が言えないなど、現代社会ではアルアルなものばかりです。でも、東洋では『傷寒論』という医学書が書かれた1800年程前から知られていました。
 東洋医学ではこの症状を『梅核気(バイカクキ)』と呼んでいます。のどに梅の種が引っ掛かって、飲み込む事も吐き出す事もできない感じです。
 疲労やストレスからくる『気滞(キタイ)』、すなわち気の流れのとどこおりや体質から生じる症状です。したがって、東洋医学の治療は気の流れをスムースにすることです。おきらく極楽でははりきゅう(鍼灸)を基本に、マッサージや整体などを組み合わせて治療していきます。
 
 スーパーエヘン虫が出ないようにするための養生法としては、

  1. 原因をなくす
    できることなら、ストレス源(仕事や人間関係)から一時的にでも離れる。
  2. 気にしない
    できるだけ、小さいことをクヨクヨしたり、自分の主張にこだわらない。
  3. ストレスに耐えられる体になる
    十分な睡眠と良い食事を適量取り、1日1回は深呼吸。

が大事です。

 
 とはいえ、家庭では育児に家事、仕事場では顧客とのやりとりや社内の軋轢など、どうしてもある時期無理をする必要もあります。そんな時エヘン虫が出そうになったら、胸のツボ『天突』を下に向けて指でグッと押してみてください。『天突』は昔から『梅核気』治療に使われているツボで、胸骨の上、鎖骨と鎖骨の間の凹みの部分です。
 sara_taisetsu自分を頼りにしてくれている人がいるのなら、なおのこと健康でいなければ。
 1.と2.はなかなか難しいかもしれませんが、3.なら努力の範囲だと思います。少しでもいいから、自分の体を優しくいたわる時間をお持ちください。そして、呼吸を深くゆっくりする生活を心がけてほしいものです。
 おきらく極楽は、体質にあった治療によって、ストレスに強い体になるお手伝いをさせて頂きます。

 

 

この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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