顎が痛くて、ハンバーガーが食べられない(顎関節症・噛みしめ)

顎が痛くて、ハンバーガーが食べられない(顎関節症・噛みしめ)

2015年03月24日(火)7:31 AM
Sakura to Nanohana 季節は『春分』。日中は随分と暖かい日も多くなりました。この時期の食べ物と言えば、おきらくには何といっても道明寺(桜餅)です。桜葉の香りと塩味の絶妙な塩梅がたまりません。桜葉入りのお茶も春ならでは。
 暖かくなったとはいえ、たまに凄く寒く感じる日もあります。季節の変わり目には体調を崩しやすいのでどうかお気をつけください。
 
 ところで今、上の歯と下の歯は離れていますか?肩や頸に不調がある方は、日常的な噛みしめが多いです。
 噛みしめが習慣の方は、頭痛や眼の痛み、顎が痛くて口を開けられない、顎を開ける時の違和感、ゲップやおならが良く出るなどが見受けられます。
 顎(エラ付近)やコメカミに、痛みや気持ち良さがあったら要注意です。
 
 噛みしめというと歯を食いしばるイメージですが、実は上下の歯が軽く接している程度でも、顎には大きな負担になります。
 噛みしめの背景には、心配事や不安がある、緊張があってストレス状態が続いている、PCやスマホを使うことが多く、長時間うつむき加減になっている、仕事で重量物を扱うことが多いなどがあります。
 
 おきらくが会社勤めをしていた頃、仕事中の激しい噛みしめに加え、夜中は激しい歯ぎしりをしていました。
 時に顎が痛くなり、口を大きく開けようとするとガコッという違和感と、開けた時の痛みもありました。大好きなビッグマックにかぶりつけない記憶がありますが、これが一番つらかった(笑)
 
 おきらくの場合、起きている時に意識して顎の力を抜いて、上の歯と下の歯の間を少し開けるようにしていたら楽になりましたが、そういう努力をやめるとまた同じことの繰り返しでした。
 退職後は前ほど噛みしめは酷くないので、やはりお勤めというのはかなりのストレスだったようです。
 
 では、噛みしめが頸・肩の不調の根源かというと、噛みしめも結果であって、多くの場合ストレスや生活習慣が原因です。おきらくが会社勤めをしていた時にやっていた顎の力を抜くというのは、所詮対症療法でした。それが証拠に少し調子が良くなっても、やめると直ぐに元に戻ってしまいました。
 ストレス対策には、原因を無くすまたは離れる、気にしない、ストレスに耐えられる体になるのが一番ですが、それもなかなか難しいです。
 そこで一つ、どこでも手軽にできる養生法。「深呼吸の季節です」でご紹介した「ゆっくり呼吸」がお勧めです。
 
 ところで、噛みしめをすると、舌が上あごに付いて唾液が奥へと流れやすくなります。そのため、唾液と一緒に空気を頻繁に呑み込むことになります。お腹にガスが溜まり、ゲップやおならが良く出るなと思ったら、噛みしめを疑ってみてください。噛みしめを引き起こす原因がなくなれば、こうした症状もなくなる可能性があります。

 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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