デング熱とヒトスジシマカ、MERS

デング熱とヒトスジシマカ、MERS

2015年06月09日(火)7:18 AM
僕、白いから大丈夫。メエエ

僕、白いから大丈夫。メエエ

 もう蚊がいますね。気のせいだ、たまたまだと思いたかったのですが、どうやら確実に増えている模様。去年の騒動を思うと、痒さだけでは済まない恐ろしさがあります。
 デング熱、ちょっと復習してみると、デングウイスを持った蚊に刺された3~7日後(2~15日のことも)、突然の熱と激しい頭痛、全身の筋肉痛・関節痛と倦怠感、そして胸や体の発疹が手足や顔に広がり、約1週間で回復します。熱は38~40℃で、一旦下がってから上がることも多いです。
 デング熱になっても無症状や軽症が多数派で、まれにデング出血熱やデングショック症候群になりますが死亡率は1%以下です。
 デング熱は治療薬も予防薬もないので、「蚊に刺されないのが一番」と言われていますが、日本の夏に蚊に刺されない生活は難しそうですね。
 
 デング熱は頭痛を伴うことが多いですがアスピリンやロキソニンなど、飲んではいけない薬があるのはご存知ですか?
 解熱鎮痛薬や風邪薬に含まれるアセチルサリチル酸やイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、重症化の可能性があるので避ける方が無難です。デング熱に限らず、発熱時は自己診断のお薬を避ける方が賢明です。
 発熱は、体が健康をかけて戦っているサインです。薬の思いがけない威力は時に体の戦力を削ぐので、発熱時は特に気をつけてください。
 
 血液にデングウイルスが検出されるのは、発症前日から発症5日後までです。デング熱は人→人はうつりませんが、人→蚊→人でうつします。デング熱をうつさない・うつらないために、プチ蚊情報をまとめてみました。
 日本の蚊は100種類以上、約半分が血を吸います。その中でもデング熱は、通称ヤブカのヒトスジシマカが媒介します。この蚊は沖縄から東北まで生息しています。血を吸うのは雌で、大きさ約4mm、黒色に白い縞模様の蚊です。
 成虫が生む約80個の卵は15日くらいで成虫になり、約30日生息して卵を産むサイクルで、3~10月の活動時に8世代くらい繰り返します。
 ヤブカはちょっとした水たまり(庭やベランダの植木鉢のお皿、お墓の花立て、雨水マス・竹の切り株・空き缶・古タイヤの雨水)で育ちますが、成虫の飛ぶ範囲は狭いので、付近の幼虫が減ればヤブカも減ります。
 ヤブカは日中、湿度の高い木陰や藪で半径4mの獲物を待ち伏せます。スズメバチのように黒に集まるので、ヤブカのいそうな所へは白など明るい色の長袖長ズボン姿(袖や裾は絞る)で、防虫剤もお忘れなく。ヤブカがいたら、日差しの強いところに逃げる手もあります。
 蚊の痒さ対策は、お灸貼りもぐさが一番です!万が一もぐさがなかったら(笑)、すぐ洗うか、ワセリンやテープ(何でもOK)で患部の空気を遮断するか、約50℃のお湯をかける(火傷に注意)のもお勧めです。
 
 ヤブカだけでなく蚊は病気の運び屋ですが、トンボや小鳥などを養います。この世にいらないものはないとはいえ、痒いのも病気もできればご免なので、賢い工夫と病気にならない体作りが大切です。
 最近では中東呼吸器症候群(MERS)も心配です。潜伏期間は5日(2~14日)で、感染しても無症状の方から重症まであり、予防も治療薬もありません。典型的には、38℃の高熱、咳、急な肺炎、下痢や臓器不全などで体力のない方には危険な感染症なので、うつさない・うつらないことが大切です。中東以外では今のところ人→人には感染しにくいため、家族など患者さんと一緒にいる方以外のリスクは低いと言われています。
 何にしても健康作りは大切です。お近くのはりきゅう(鍼灸)院でもお手伝いできるので、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
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おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
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