雨の日に沖縄や家康さんを思いつつ、養生

雨の日に沖縄や家康さんを思いつつ、養生

2016年06月14日(火)6:31 AM
 来週、6月23日は「慰霊の日」です。沖縄県では毎年この日に、沖縄戦の戦没者の霊を慰めて平和を祈る日としているそうです。
 広島、長崎、沖縄、もしかしたら電車で居合わせた人の中にも、戦争の爪痕が残っているのかもしれません。黙とう。
 
sara_okinawa 梅雨の大雨が心配ですが、沖縄は何度も行ったことがある大好きな場所です。ブセナビーチ、斎場御嶽、ター滝、青の洞窟、星の砂、マングローブ、ラフテー、ソーキソバ、青パパイヤ、泡盛、シーサー、、、と、好きなものが書ききれないほどありますが、一番好きなのは文字にできない沖縄という場の持つ空気感です。
 沖縄では豚を「鳴き声以外はすべて食べる」といいますが、素敵です!そもそも東洋思想でみると豚肉は体を少し冷やすものなので、暑い時にぴったりです。
 また、豚の頭から足まで丸ごといただく「一物全体」は、明治の医師で食育の重要性を説いた石塚左玄さんによれば、バランスの良い食べ方だそうです。
 その土地に昔から伝わる食べ物や食べ方は、そこで手に入る材料で精一杯健康に生きる知恵と工夫によるものだと思います。
 そういえば、子供の頃に「クジラは捨てるところがない」と知って感動したことを思い出しました。余すところなく使う知恵も、死んでなお体中が役立つことにすご~い、と思いました。
 
 「長命こそ勝ち残りの源である」とは、静岡県ゆかりの徳川家康さんの言葉です。養生して75歳まで生き抜いた意思力は、さすが権現様です。
 いつも麦飯だったのは生活に苦しむ農民のためとか、健康のためとか言われていますが、体のために良かったのは間違いないです。また、タカ狩りを趣味にしたのは、体を動かすと食事が美味しいし良く眠れるうえ、戦に役立つからだとか、何とまあお得な楽しみです(笑)
 しかも、ちょっと体調を崩せば自分で調合した薬を飲んだそうです。睡眠、食事、運動の健康を支える3つの柱に加え、病気は芽の段階で摘む姿勢は立派です。
 
 長生きしたいかどうかは人それぞれでも、最後の日まで健やかに過ごしたい気持ちは共通していると思います。健康の秘訣は、やっぱり養生です。たった1つの何何健康法だけでいいほど、体は単純ではありません。
 雨が多い時期は体の水分代謝が落ちるので、冷たいものを控えて温かい食事や飲み物を心がけましょう。ハト麦や小豆やトウモロコシなどの水分代謝に良いものを食べたり、地元の出始めた平井や田中山のスイカを少しずつシャリシャリいただくのもお勧めです。
 また、湿気に負けずに汗をかくと体調が良くなり、爽やかな夏を迎えられる体に変わります。
 それでも何となく体調が悪いなと思ったら、1人1人にあった養生をアドバイスできるかもしれないので、お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
 雨が多くなる頃は、おきゅう(お灸)をはじめるいい時期でもあります。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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