富士山と世界文化遺産

富士山と世界文化遺産

2013年06月26日(水)7:41 PM
 平成25年6月22日、第37回ユネスコ世界遺産委員会の審議で富士山を世界遺産一覧表に富士山– 信仰の対象と芸術の源泉と記載することが決まりました!
リラックマの富士山
 世界遺産には文化財(文化遺産)、自然(自然遺産)、複合遺産の3つがありますが、富士山は文化遺産になりました。
 自然遺産でない理由は、世界遺産委員会が定める評価基準に適合しなかったからです。
 富士山の独特な形は他の世界遺産と比べると特別とはいえないこと、激しい活火山とは言えない、人の出入りが多くて自然のまま残されていない、ゴミの不法投棄やトイレ問題がある、などにより評価基準に適合しませんでした。
 
 富士山が世界文化遺産と認められたのは文化的景観が認められたからです。
 それは生活と信仰、芸術、伝統的風習などが地域と一体となって醸し出す文化のことです。
 この文化をつくりだすものを構成資産といい、富士山や周囲の神社、湖、溶岩の洞窟、風穴、富士山を望む景勝地などです。

 富士山の構成資産25件で、山梨県側16件、静岡県側8件、両県にまたがる富士山域が1件です。

 大まかには、 富士山、山頂遺跡群、登山道、富士五湖、浅間さん(浅間大社や浅間神社)、御師住宅、忍野八海、洞窟、風穴、滝、三保松原です。
 富士山単体だけではなく信仰の対象として修業した場や、芸術の源泉として絵画や文学や演劇などに影響を与えた風景も含めて全てが世界文化遺産と認められました。
 
 静岡の人間としては嬉しい限りですが、でも一度除外を勧告された三保松原が世界資産に入った理由は何だったのでしょう?富士山を望む景勝地や芸術に影響を与えた他の場所ではなく、遠く離れた三保松原が富士山と一体であると納得できる資料は見つけられませんでした。
 日本の要望通り世界文化遺産として認められた背景には、文化庁長官の粘り強い説得が論理的であったからとありましたが、世界にアピールする前にもちろん今からでもいいので日本でも理由を公開してほしいと切に思いました。
 これだけ強い要望をする人がいるということは、すっごい理由があるんだと思います。
 世界が認めた文化遺産を説明できない静岡人、そこだけはちょっと残念な感じなので誰か教えてくれませんか?
 

 
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おまけ 構成資産
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1 富士山と山域に一体化したもの(山頂の信仰遺跡群、大宮・村山口登山道(現在の富士宮口登山道)、須山口登山道(現在の御殿場口登山道)、須走口登山道、吉田口登山道、北口本宮冨士浅間神社、西湖、精進湖、本栖湖
2 富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐう せんげんたいしゃ)
3 山宮浅間神社(やまみや せんげんじんじゃ)
4 村山浅間神社(むらやま 〃)
5 須山浅間神社(すやま 〃)
6 冨士浅間神社(須走浅間神社)(ふじ〃(すばしり〃))
7 冨士御室浅間神社(ふじおむろ 〃)
8 河口浅間神社(かわぐち あさまじんじゃ)
9 御師住宅(旧外川家住宅)
10 御師住宅(小佐野家住宅)
11 山中湖
12 河口湖
13 忍野八海(出口池)
14 忍野八海(お釜池)
15 忍野八海(底抜池)
16 忍野八海(銚子池)
17 忍野八海(湧池)
18 忍野八海(濁池)
19 忍野八海(鏡池)
20 忍野八海(菖蒲池)
21 船津胎内樹型
22 吉田胎内樹型
23 人穴富士講遺跡
24 白糸ノ滝
25 三保松原


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