健康に生きる力

健康に生きる力

2017年12月26日(火)12:46 PM
 暦の上では冬至、寒いはずです。寒くなると鍋やうどんなどが恋しくなります。先日味噌煮込みうどんを作りました。麺は頂き物の玉垣製麺所の乾麺。煮込み用ではなくざる用なのですが、ツルツルしたのど越しがなかなかいけます。一緒に煮る食材は白菜、白ネギ、生姜、人参、ブナピー、薄揚げ、鶏もも肉、けさたま。そして麺汁(めんつゆ)は出汁(昆布と煮干し)とカクキューの八丁味噌。本場名古屋の味噌煮込みうどんとは違いますが、野菜タップリのオウチ味噌煮込みうどんもとっても美味しかったです。フォーッ、最高にウマッ。
 
 冬本番に入ってインフルエンザが流行っています。西洋医学では病原体を叩くために薬(抗菌薬など)を開発するという方向で進みましたが、東洋医学では、細菌やウイルスが発見されるずっと前から体外から入ってくる邪気に対して治る力を上げる方向で進みました。
 その力の事を端的に説明しているのが、「からだの設計にミスはない」という本を書いた橋本敬三医師の「大自然の原理として人間は誰でも健康で幸福に一生を送れるように、チャンと設計されているのだ」という一文です。
 
 生命が生まれたのが約40億年前。そこから現在のホモ・サピエンス(現在のヒト)の祖先であるヒト亜族が誕生する約700万年前に至るまでの、想像を絶する時間、幾度もの大絶滅を掻い潜り、厳しい自然淘汰にさらされながら生命は生き延びて来ました。
 その間、様々な方向に進化を続けてきましたが、根本的に再設計したのではなく、もともと持っていた構造や機能を転用することで、環境の変化に耐えられるように体を変えて来たのです。例えば爬虫類から哺乳類に進化した時、顎の骨が耳に移動して小さな音を大きく伝える骨になったようにです。

進化中。直立歩行を始めた!!

 もちろんヒトが現れる約25万年前までの約700万年間、いくつもの種類のヒト亜族が現れては消えていきました。ヒトに設計ミスがなかったというより、その時代時代の自然環境にうまく適応できた種がこうして生命をつなぎ現在のヒトになったということです。ヒトは自然に与えられた治る力を補うものとして、知恵を得、衣服や火などを手に入れました。そしてヒトは最後の氷河期さえも乗り越えて現在に至っています。凄過ぎて感動してしまいます。
 
 不調を感じて受診したのに、検査では原因が分からず「問題ありません」と言われても途方に暮れることはありません。なぜならからだには治る力があるからです。そして治る力を発揮させるための知恵である養生(休息、栄養、運動)もあります。また、寒風から身を守る優秀な防寒具(足首ウォーマーやダウンジャケットなど)もあります。
 そして東洋医学は治る力を引き出すのを得意にしています。はりきゅう(鍼灸)は体を良い方向に変化させるお手伝いができます。
 普段から風邪をひきがちな体質を変えたいならはりきゅう(鍼灸)はとてもお役にたてると思いますので、おきらくにお問い合わせください。

 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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