白目が赤い!ゴロゴロ痛い!結膜炎だ!

白目が赤い!ゴロゴロ痛い!結膜炎だ!

2018年05月01日(火)6:07 AM
 ヒノキ花粉の方、今年は長い苦しみが続きましたね。スギから引き続きだった方は、さぞかし大変だったことでしょう。私の実家は自然が豊富なだけでなく、花粉も豊富なためか久々にノンストップ鼻水を経験しました。昔は酷い花粉症だったなと、どこか余裕をもって振り返りました。
 喉元過ぎれば熱さ忘れる、と同じで健康の有難みって忘れちゃいます。ほんの10年前までは、花粉でまぶたが腫れるほど酷かったのに(笑)
 

目、大丈夫だよ

 花粉症による充血やかゆみの正式名称は、アレルギー性結膜炎です。結膜はまぶたの内側と白目の前面を覆う膜のことで、目の自在な動きを助けます。黒目を覆う角膜と同じく、眼球の前にあるカーテンのようなもので、ゴミやばい菌から守ってくれる最前線部隊なのです。
 目の充血は、結膜という薄くて透明な膜の血管が広がることです。膜が荒れるとか、ばい菌による炎症などがおきている証拠です。肌荒れと同じように、日焼けやパソコン作業で瞬きが少なくなるなど、目の乾燥は結膜や角膜を傷めます。目のためにも、潤いのある生活って大切です。
 結膜が充血する病気である結膜炎は、アレルギー、ウイルス感染、細菌感染に分類できます。特にウイルス性結膜炎は風邪と同じで治すための薬がないので、自分の体力だけが頼りです。ちなみに原因となるウイルスの種類により、症状の出方も治るまでの期間も違います。
 強い症状(目ヤニや充血、腫れ、痛みなど)の結膜炎といえば、流行性角結膜炎(はやり目)や咽頭結膜熱(プール熱)です。これはアデノウイルスによる結膜炎で、子供が感染して家族に広がるという図は風邪と似ています。学校保健安全法により、学校はお休みしなければなりませんが、会社などでも集団感染の危険があることを忘れないでください。
 1~2週間は感染源になるので、伝染させない工夫が必要です。咳エチケットを応用して、目を触らない、目に触れるものは使い捨てか自分専用にし、咳があるならマスクです。また、ウイルス性結膜炎は自然に治るのを待つしかないので、体力温存も大切です。
 
 アデノウイルスの感染対策も、まずは手洗いというところも風邪と一緒です。タオルは85度1分で滅菌できますが、水で洗ってからハイター(次亜塩素酸ナトリウム0.1%)でも消毒できます。感染症対策にはハイター、家庭内感染を防ぐ手段として覚えておいて損はないです。
 そして体力温存といえば、はりきゅう(鍼灸)は得意分野です!強い感染力のある病気の時は他の方にうつると困るのでお断りしていますが、うつらないようにとか、病後の回復のためとか、目の病気やトラブルにいいツボ情報などお役にたてることもたくさんあります。お体のことで気になることがありましたら、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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