感覚と感情と思考、そして座禅とか

感覚と感情と思考、そして座禅とか

2017年12月19日(火)6:31 AM
 あ~寒い!(笑) 特に朝晩の寒さがたまりません!とは言っても、昔ほど着込まなくなったなとしみじみ。その上、日中の温かさで上着がいらなくなるあたり、超寒がりだった昔が嘘のように温かい体に戻れました。
 昔の自分や、今でも寒くて震えている方に、この幸せを分けてあげたいと、つくづく思います。おきらくに来られる方が、帰り際に「体が温かくなった」と笑顔になると、こちらの心も温まります。
 
 昔は割といつも寒がっていましたが、今では冷たいと感じる時でも寒いとは思わないことも増えてきました。感覚器としての冷たさが、感情としての寒さを引き起こすとは限らないということを、今更ながら実感しています。どこかが痛いとか、硬いとか、何かが聞こえるなどなど、五感で感じたことが必ずしも感情に反映されるとは限らないからです。
 インフルエンザの予防接種でチクッと痛みを感じても、分かっていることなので特に不快に思いません(勿論それが嫌な方もいるでしょうが)。でも突然、足の裏にチクッと感じると確認せずにいられない怖さと供に虫か?という、感情と思考の両方が引き起こされます(勿論これも個人的なことなので、まったく気にならない方もいるでしょう)。頭で理解していたり、いつものことだったりなど、感覚はあるはずでも感じないという域に達することもあります。

犬のポーズで瞑想中!!

 体は感情を操ることで機能を精一杯に保ったり、より良くしようと画策しているんでしょうか。体に良いことを感じたら快い感情が生まれ、逆の場合は不快、それが正しいほど健康を保つのに有利だし、不要なことを感じない(考えすぎない)ことも大切なのだと思います。そのために、たまには感覚や感情とすこし距離をおいて、自分の体を振り返る時間を持つのがお勧めです。座禅や瞑想は、頭を空っぽにする手段の1つですし、それは養生とも深く関わることだと思います。まあ、私はその全てを当然はりきゅう(鍼灸)で賄うのですが(笑)
 自分の体を知る、簡単そうでとても難しいことだと思います。でも、息をするように自然に自分の体を感じとれたら、心も体もとても健康でいられるような気がします。そして今の季節、足先まで温かいと何だか幸せです。
 
 東洋医学に基づくはりきゅう(鍼灸)を受けていると、不思議な感覚を得ることがあります。背中のはりで足先がポカポカしてきたり、足へのはりで腰の筋肉がゆるんだり。これは、自分が持つ力が発揮できたからです。
 もし今、何らかの理由で不調があるなら、はりきゅう(鍼灸)を試す価値はあると思います。長年の臨床と深い洞察からできた東洋医学は、感覚と感情と思考が切り離されている現代に、効果的な健康方法の1つだからです。
 病気の方から病気にならないための気分転換したい方まで、体が本来持っている力を引き出したいならはりきゅう(鍼灸)はとてもお役にたてると思いますので、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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