飲んで飲まれて神経麻痺

飲んで飲まれて神経麻痺

2014年12月02日(火)7:29 AM
sara_uchinomi 季節はまもなく大雪(たいせつ)。暦の上では、山だけでなく平地にも雪がちらつく季節。富士山は雪化粧。早くも忘年会が始まっているようです。気の合った仲間と家飲みも楽しいですよね。一杯で止まれば良いですけど。一杯は人酒を飲む,二杯は酒酒を飲む,三杯は酒人を飲むなんて言うくらいにツイツイ飲んでしまうのがお酒です。
 お酒は飲み過ぎると体を冷やすことになるし、実は良い睡眠の妨げになってしまうので要注意。
 それともう一つ。酔ってそのままテーブルで寝てしまうと、目が覚めた時に手が動にくくなっていてビックリすることも。
 
 手足の神経麻痺の中で、誰でも普通に生活していて出くわす可能性の高いのが橈骨(とうこつ)神経麻痺
 どんな症状が出るかというと、手首が曲がったままで幽霊の手になったり、指が上手く伸ばせずパーが出来ない、肘から手にかけて痺れ・感覚鈍麻・痛みがある、などです。
 これは上腕(肘と肩の間)を脇の下~上腕の後ろ~肘の親指側に掛けて走っている橈骨神経が外から圧迫されるためにおきます。腕枕で長時間机に突っ伏したり、電車の隅っこの席でバーに寄り掛かったり、椅子の背もたれに脇の下を挟んだり、パートナーの頭を腕に乗せたままで眠ってしまった場合にみられます。
 上記以外のケースとしては、上腕骨を骨折したとかあるいはひたすら腕立て伏せをしたなどの原因で生じる事もあります。
 
 圧迫されていた時間が長ければ長いほど神経のダメージは大きいので、治療に要する期間は長くなります。おかしいなと思ったら直ぐに治療を始めましょう。外傷などで神経が激しい損傷を受けているのでない限り、時間は人によって違いますが良くなる方が多い病気です。

 はりきゅう(鍼灸)が治る力を高めるので、おきらく極楽は回復期間を短くするためのお手伝いが出来ると思います。

 
sara_goodnight 予防方法としては腕を圧迫しないようにするしかありません。圧迫の程度にもよりますが、数十分程度で麻痺を起こしますし、一時間も続くと完全に麻痺することもあります。少しだけと思って油断しないのが一番です。
 眠たい時はちゃんとお布団で寝るとか、あるいはどんなに好きなパートナーでも腕枕はよして手をつなぐだけにするとか、などの工夫でかなり防ぐことが出来ます。
 なにより、どんなに美味しくても、お酒はホドホドに控えましょう。

 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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