糖尿病って? ~DM物語1 糖尿病の概要~

糖尿病って? ~DM物語1 糖尿病の概要~

2013年07月03日(水)11:42 AM
 糖尿病(DM)ってどんな病気か知っていますか?
 「血糖値が高くなるんでしょ?」 ←はい、正解です。でも、これって「腹痛ってお腹が痛くなることでしょ?」とか、「頭痛って」「腰痛って」「膝が」と際限がありませんが、それと同じでこの病気の怖さが伝わりません。
 糖尿病はとても怖い病気です、でも怖いことにならないように予防できる病気です。
 
 糖尿病の最初は喉が渇くおしっこの回数や量が増える疲れる体重が減るという自覚症状がでる場合もありますが、自覚できるサインもないまま静かに神経や全身の臓器を蝕んでいきます。
 また、自律神経がうまく働かないため胃腸の動きが悪くて消化不良になる、唾液が出にくい歯周病虫歯になる、胃食道逆流症(GARD)になりやすくなります。
 そしていつか、糖尿病性神経症、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症となって、足の切断、視力の喪失、透析、心筋梗塞、脳梗塞という最悪の事態を招くこともあります。
  
 糖尿病は高血糖による全身の病気です。血糖は体の活動に欠かせない栄養ですが、細胞が血糖を使う仕組みがうまくいかなくなるのが糖尿病です。細胞が受け取る分の血糖が血管に残っているから高血糖になるのです。
 余分な血糖は血管壁に積り、プラークという塊になって血管を狭くしたり血栓をつくります。血液の流れが悪いということは体が兵糧攻めにあっているのと同じです。体に約60兆個ある細胞のご飯は血糖なので、受け取れなくなると体は栄養不足になって新陳代謝がうまくいかなくなり、栄養をたくさん必要とする神経などから駄目になっていきます。 
 
 糖尿病は知らないと怖い病気ですが、理解してうまく付き合えば合併症を避けることができるといわれています。もし糖尿病が疑われる場合は、早めに専門医にかかりましょう。専門医は糖尿病学会からも検索できます。学会の糖尿病治療ガイドライン2012-2103によると、まずは食事療法や運動、生活習慣の改善から治療がはじまるようです。
 東洋医学では糖尿病のことを消渇(しょうかち)(しょうかつ)といいます。他国の漢方薬に消渇丸というものがありますが、日本では医師の処方が必要な強力な血糖降下剤を混ぜたもので、すい臓を酷使する危険があります。薬の規制は国によって違うので、特に「良く効く」とうたわれた他国の漢方やサプリメントなどを試す場合は、医師または薬剤師にご相談された方がいいと思います。もし、消渇丸を飲んでいらっしゃる方はすぐにでも病院に相談に行ってほしいです。
 
 糖尿病は生活習慣の見直しなど、自分の治癒力をあげることで改善が見込める病気です。食事や運動に気をつけても体重もお腹周りも減らない方、最近おきらくでお試し中の方法が意外といいかもしれません。それは食後筋トレです。
2週間でウエスト-1.5cm 糖尿病の方だと食べ始めから2時間くらい、まだ予備軍でもない方は1時間くらいに血糖値のピークが来ます。その頃を見計らって筋トレを5分します。おきらく第2院長は筋力があるので5分間にダンベルを片手に17kg合計34kgを抱えて腕、胸、背中、腹筋、足など鍛え、2週間でウエスト-1.5cmになり内臓脂肪を少し減らすことができました。
 写真の向きが違っているのが残念ですが、全体的に引き締まってきたと思いませんか?
 詳しい内容は、別の機会に紹介します。
 
 参考までに日本肥満学会の「肥満症の診断基準と治療ガイドライン」に肥満の基準があります。



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