辛いものとお尻の健康 ~痔には○○~

辛いものとお尻の健康 ~痔には○○~

2017年05月30日(火)6:30 AM
 テレビ、あまり見ないのですが「マッサージ探偵」とか「時空を超えて」とか、話題にあがったりすると見ることもあります。
 うっかり?美味しそうなものを見ると、とたんに食べたくなるのが人の常、辛いものが得意ではないのに坦々麺が頭から離れません(笑)
 

辛い?はい、お水。

 カレーやキムチなど辛いものは、つい食べてしまう魅力があります。辛いと舌が痛いのですが、汗が出てきて体の中がス~ッとする感じがあります。
 ところで現代の科学と東洋思想は、辛さの捉え方が少し違います。辛さを科学で表現すると、味ではなく痛み物質です。一方、東洋思想は体への影響力を重視するので、辛さは味として分類しています。「木を見る西洋人 森を見る東洋人」という本がありましたが、辛さ1つとっても焦点のあて方が違います。
 その辛さですが、憂鬱な気分を吹き飛ばし、汗を出し、体の巡りをよくする効果があります。汗が出るとお肌は潤い、ムズムズするような嫌な感じの熱が出ていくので、肌がカサカサ、なのに足がむくむ、お通じがいまいち、急に暑くなったなどは、辛いものでスッキリさせるのも手です。
 昔から日本では、酸味、苦味、甘味、辛味、塩味(というかミネラル豊富な海の味で、現代の塩味と旨味のこと)の5つの味で体を整えてきました。健康な時はバランスよく、悪いところがあればそれを回復する味のものをとり、更に悪ければ短期間だけ薬を飲むというのが味や薬との賢い付合い方です。逆に、健康な時に1つの味に偏るのは、調子を崩す原因になるのでご注意です。
 
 さてさて、辛いものは食べている時は幸せですが、怖いのは翌朝のトイレタイム。お口がホットの翌日はお尻がホット、なんてね(笑)
 不要なものを速やかに出せるのはいいことですが、困るのはこれをきっかけにお尻の不調、つまり痔が続くことです。出血する、何か出ている感じ、痒みなど、痔の症状はそれぞれですが、実ははりきゅう(鍼灸)がよく効くものの1つです。
 多くは即効性があるし、酷くなければ家でお灸するだけでも回復します。その方のその時の状況によって選ぶツボは違いますが、割とよく使うツボはあります。孔最(こうさい)という名前の、肘より少し手首側にあるツボです。
 痔には○○○○○○という宣伝がありましたが、自力で治すなら痔にははりきゅう(鍼灸)です!病院に行くほどのことはなし、薬を買うほど頻繁じゃない、だけどお尻のトラブルが出ているということは体が疲れているのでしょう。早目のケアをお勧めします。
 
 自分が健康に関わる仕事をしておきながら何ですが、同じことをしても人によって反応が違うのが不思議です。例えば今回の辛いもの、即お尻に影響が出る方、汗ダクダクになる方、胃腸がキューっと痛い方、美味しくモリモリ食べられる方、ほんとそれぞれです。だからこそ、養生は人の数だけあるといっても過言ではないと思います。
 自分がどんな体質なのか、どういう養生をすればいいのか、もっと健康になりたいなどお悩みでしたら、お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお手伝いできることがたくさんあるので、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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