たかが袋メン、されど

たかが袋メン、されど

2013年12月04日(水)11:47 AM

 先日、新しくできたスーパーマーケットを冷やかした時に、偶然見つけてしまいました。こういうのを見ると購買意欲をそそられます。

 

ラーメン ペンギン ひとつはこれ。独特の味わいのある袋です。何といっても、使用している穀類が国産というのが嬉しい。遺伝子組み換え(これについてはまた別途)の危険性がある輸入物は御免こうむりたいので。
 お味のほどはごくごくフツーで、ペンギン味ではありませんでした。作り方に書いてある時間通り茹でたら、器に移す時間の分、柔らかくなってしまいました。固めが好きな方は茹で時間は2分で十分です。

 

ラーメン むつごろう
 二つ目はこれ。ビミョーに可愛いむつごろう。なんと出汁はむつごろうで取っている!
 これが期待以上に美味しかったです。
 普通この手のインスタントラーメンは、まず麺が何となく粉っぽい食感があって好きじゃないんですが、このむつごろうラーメンの麺は粉っぽくなく、茹で時間を1分少なめにしたのもあって、なかなかのコシでした。
 またスープも美味しかったです。普通のインスタントラーメンのスープはどれも大体似たような何か人工合成されたような味がします。でも、このむつごろうラーメンはあまりそういう感じがしませんでした。
 残念な事は、むつごろうの味がどんなのか分からないので、Aha!!と言えなかった事です。

 

 どちらの麺もフライ麺でした。インスタントラーメンの場合、ゆで汁にスープを溶かしてそのまま頂くのが殆どですが、おきらく極楽ではフライ麺の場合はあえて茹で汁は捨て、スープは別に作ります。
 理由は、少しでも麺の油を除去したいからです。驚きますよ、茹でた後の鍋を見たら。油でドロドロです。中性洗剤で洗っても油が落ちないので、数回洗う必要がありました。油炒めをしてもこんなに油ギトギトにはならないのに。
 茹で汁も含めて味を決めているメーカーの考え方も分かるのですが・・・。

 

 インスタントラーメンに多く含まれているトランスファー脂肪酸の事もまた別の機会に書くことにして、これだけの油がミセル(油が界面活性剤の働きによって水と混じり合っている状態)となって血管の中をドロドロと流れて行くのを想像すると、思わずお腹(の脂肪)がプルプルと震えてしまうのはおきらくだけでしょうか?

 少し手間は掛かりますが、麺を別茹でするだけで、美味しさが一段アップするし、不必要に多くの油分を摂取せずにすみますよ。一度お試しあれ。

 

 そうそう、もう一つ。添付のスープもおきらく極楽では全部は使いません。大体2/3程度でしょうか。全部使うと味が濃過ぎるし、塩分が過剰になりそうです。天然の出汁に比べるとインスタント製品は不自然に味が濃い気がします。濃い味付けに馴れてしまうと、天然の味が薄く・不味く感じられるようになってしまうのではないでしょうか?でも、自分で出汁をとって料理すると、薄味が食材の本当の美味しさを感じさせてくれることに気がつくと思います。

 

 



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