クルミと動脈と健康
何冊も本を読まないと分からないことでも、テレビは視覚と聴覚を駆使して短時間でとても分かりやすく伝えてくれます。でも、本で得る知識と比べて、製作者の意図が入りやすく、ドラマ性をもたせるために何かを特別に強調します。それを含めて楽しめればいいのですが、現実は棚から納豆が消える日があったり、バナナが消えたり、今回はクルミが消えていました。テレビを見る習慣がないので、スーパーの棚で流行りを実感します(笑)
よく「これだけ」情報がでるのが、ダイエットです。糖質制限やリンゴ、バナナなどこれだけでダイエットできるという情報はたくさんありますが、本当にそんなに簡単なことでしょうか?目先の数日、数か月で体重に変化があっても、数年、数十年単位で考えたらどうでしょう?体重は減ったけれど筋肉が落ちたとか、体調が悪くなったとか、病気になることはないのでしょうか?
例えば意見が分かれることの一つに、糖質ダイエットがあります。血糖値だけみれば、糖質を制限することはとても意味がありますが、代わりにたんぱく質や脂質を多く食べれば痛風や動脈硬化の危険が高まります。ダイエットが健やかで美しくあるためのものなら、総合的に考える必要があると思います。
話を元に戻してクルミについてですが、癌、心臓病、肺の病気のリスクを低くするナッツ類の中でも、血管を柔らかくするなどの新しい健康効果があることが分かっています。
他にも高野豆腐、味噌、胚芽米、ワカメ、スイカ、コンニャク、マッシュルーム、ヨーグルト、豚ヒレ、運動、睡眠など、動脈硬化を防ぐ効果があるものは数えきれません。
おきらく極楽の2人は、ナッツ好きのお蔭か血管年齢は実年齢の半分くらいの若さです(笑)クルミも大好きです。でも、良いことばかりではありません。この小さくて高カロリーな食べ物は、トトロのようなフカフカお腹も育ててしまいました(笑)
な~んて本当は、人間ドックの数値が良かった理由も、ポッコリお腹の原因もたった一つのことに集約はできません。確実に言えることは、日々の暮らしが今の健康を作っているということです。
過ぎたるは、なお及ばざるがごとしです。体の細胞は60兆個もあるので、赤色に黄色を混ぜるだけで橙色になる、のように単純にはいきませんし、一人一人も違います。
睡眠、運動、食事、これらが元になって勉強も労働も成り立ちます。極端に走らず、無理しすぎず、淡々とあるがままにいることが大切、とは言っても難しいので、簡単な方法としては身近な健康な人をお手本にすることをお勧めします。
似た遺伝子を持っている人は、似た体質をもっているので、健康に暮らしているなら同じような生活を真似しちゃおうという作戦です。短命家族ですとか、健康な親類縁者がいない方は、思い切って尊敬する方の生活を真似てみるのはどうでしょう?1日に玄米4合、味噌と少しの野菜だけの食事、そして日中は思い切り働き夜はぐっすり眠る、そんな生活に私はあこがれます!
この記事を書いた人
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
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