秋分の日と秋の季節病
秋分の日と秋の季節病
2014年09月23日(火)10:53 AM
今日は秋分の日。これからどんどん日が短くなっていきますね。あれほどに喧(かまびす)しかった蝉の声もいつの間にか止み、道端の虫の声が小さい秋を歌っています。まだ日中は残暑厳しい日もありますが、朝晩はとても涼しく過ごしやすい季節になりました。
昔から『膝が傷むと天気が悪くなる』とか『冬になると気が重くなる』など、気象や季節の変化と病気に関係については経験的に良く知られています。
急な冷え込みや、空気が乾燥するこの時期は咳が出やすいシーズンです。
咳は喉(のど)や気管に痰などの分泌物が溜まったり、あるいは異物が入ったりした時に反射的に起きる呼吸器の防衛反応の一つです。
咳が出る病気と言えば、風邪(Dr.らく朝の健康落語)・喉頭炎・気管支炎など温かくして栄養のあるものをしっかり食べて養生していれば勝手に治ってしまうものもあれば、気管支喘息(Dr.らく朝の健康落語)や咳喘息など長期化してしまう病気もあります。
秋は本格的な寒さを迎える季節の変わり目で、急激な気温や気圧の変化に影響を受けやすい気管支喘息は秋の季節病と言えます。
気管支喘息の発作は症状が激しく、呼吸困難や酸欠、過呼吸になるだけでなく、残念ながら年間約2,000人の方が亡くなります(平成22年度の人口動態調査より)。発作が起きてしまった場合は、処方通りに薬を使用する事が大事です。
そして何より大事なのは、発作が出ないように予防することです。
発作の誘因と予防
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発作の起きやすいお天気
急に冷え込む季節は、発作が起こりやすくなります。冷たい空気が気道(口、鼻、喉、肺)を刺激するため、早目のマスクやマフラー(スカーフ)で喉の保温や加湿をしましょう。 -
発作の起きやすい時間帯
喘息は、副交感神経の働きが活発な夜中や明け方に強く出ます。また、副交感神経は精神的、心理的な動揺でも異常に高まることもあるので、平常心が保てない時も要注意です。交感神経と副交感神経のバランスが大事なので、気功やヨガがお勧めです。自律神経の調整は、おきらく極楽もお役に立てます。 -
発作の起きやすい呼吸法
口呼吸をやめて、鼻呼吸を心がけましょう。息は肺に行くまでに適度な加湿と、ホコリ・バイ菌などの除去が必要ですが、口呼吸だと粘膜が乾燥して菌に対する抵抗力が弱くなります。睡眠時無呼吸症候群の方は、特に意識して鼻呼吸をしましょう。 -
発作の起きやすい飲食物
気道が刺激されると、発作が起こりやすくなります。冷たいものや刺激の強い食べ物は、気道を刺激するので、避けるようにしましょう。
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おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
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おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
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