弘法芋餅で養生

弘法芋餅で養生

2015年03月10日(火)7:48 AM
sara_KawazuZakura 三島界隈では、そろそろ桜が咲き始めた所もあります(写真は三嶋大社の河津桜です)。暖かい日も多くなりましたが、花冷えでしょうか、たまに凄く寒く感じる日もあります。
 季節の変わり目には体調を崩しやすいのでどうかお気をつけください。
 
 先日、久し振りに村の駅に行ったら、内装が随分綺麗になり、陳列方法も大幅に改善され、今までの倍以上の商品が並んでいました。
 特に気になったのはレトルトカレーコーナー。地場の食材を使ったカレーはもちろんのこと、色々な所のカレーを集めて来たようで、その数50種類程度はあったでしょうか。取り敢えず一番気になったのを2種類買って来ましたが、全部制覇するためには何度も通う必要がありそうです。
 
 カレーと一緒に買って来たのは、弘法芋約一年振りです。
 前に買った時は生スライスを和えたのと炒め物の2皿作りましたが、今回は水団(スイトン)風にしてみました。
 皮を剥き、すりおろしたら菜箸で良くかき混ぜます。シッカリ粘りが出たら準備完了。適当な大きさにちぎって、お好きな野菜と一緒に煮るだけの超簡単手間いらず。今回は同じく村の駅で売っていた柳松茸(ヤナギマツタケ)・菜の花と一緒に刻み昆布を混ぜて煮込み、最後に味噌で味付けしました。
 一見水団に見えますが、ネットリモチモチした感触でお餅みたい。弘法芋餅のほの甘さと菜の花の春の苦みが心地よくハモった上に、柳松茸のコリコリした食感が猛然と顎の筋肉をかき立てます。
 
 お餅の替わりに使えば、カロリー控えめ、しかも食物繊維、ビタミンA、βカロテン、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、鉄分、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛など栄養の宝庫。糖質制限しつつ色々な種類の微量栄養素が摂れるんですから、とてもすぐれものの食材です。
 マルチビタミン・マルチミネラルのサプリメントを飲むより、弘法芋の方が余程美味しいです。美味しいものを食べた方が体も喜んでくれるでしょう。
 でも、いくら美味しくても量はホドホドに。『腹八分に医者いらず』というのが養生の基本です。
 
 因みに弘法芋は栽培型の山の芋(山芋)の一種で、とても粘り強いです。山の芋は消化酵素ジアスターゼやビタミン類が多いため、昔から滋養強壮、疲労回復、緊張緩和、止瀉作用(ししゃさよう:下痢止め)、高血圧防止などに効くと言われています。漢方では、山薬(サンヤク)という名で使われています。
 
 もちろんおきらく極楽でも養生のお手伝いをさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。
 
 そうそう、今回ご紹介した弘法芋はじゃがいもの別称である弘法芋とは違うのでお気をつけください。

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身土不二(しんどふじ)・地産地消

 
 

 

この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
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Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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