赤しそジュース
赤しそジュース
2013年06月29日(土)11:26 AM
あまり雨は降りませんが梅雨ですね。体が重怠くなったり肩こり腰痛と、何かと不調になりやすいですね。
科学的には低気圧で体が副交感神経優位になるからと言われていますし、東洋医学的には湿邪のためと言われています。
交感神経は戦う神経、副交感神経は休む神経、普段は時間帯や場面にあわせてバランスをとっていますが、お天気でも左右されるのです。人間は自然の一部だな~とシミジミ。戦いで傷ついた体を癒すのは副交感神経で、ある意味傷と戦うのが副交感神経です。熱がでることも腫れることも痛いことも痒いこともぜ~んぶ体を治すのに必要なことなので、薬で抑え過ぎるのは治癒力を打ち消すことになりますが、症状が強すぎたらちょっと休むために薬が必要になることもあります。
でも、症状が酷くならないように食養生!という手もあります!今の自分の体は過去の食べ物でできています、目の前の食べ物は未来の自分の体です。まずはしっかり汗をかき、ビールやアイスなど水分や冷たいものの取り過ぎに注意し、利尿効果や発汗作用や気の巡りを良くする食べ物をとる、というと何だか難しい感じですが今回は気の巡りを助ける和風のハーブ、しそを使ってジュースを作ってみました!もちろんおきらく適当レシピですが(笑)
しそは生薬名を紫蘇葉または蘇葉といい、殺菌や防腐作用があることから夏の食材には欠かせませんね。
古来中国の名医である華陀先生は、蟹の食中毒患者をしその煎じ薬で救ったことがあるそうです。死にそうな者を蘇らせる力をもった紫の葉、だから紫蘇というそうです。お刺身に添えられているのもうなずけますね。
漢方では風邪のひき始め、吐き気、お腹のはり、食中毒防止などの効果があると言われています。また、アレルギーを抑える効果から蕁麻疹やアトピー、花粉症にもよいと言われています。
子供の頃は苦手だったしそが今では美味しく感じます。これはしその気を巡らせる力が必要な体になったということでしょうか。
旬の食べ物はその季節に必要な栄養を私達に渡してくれます。ジンジャーシロップに引き続き、赤しそパワーをいただくジュースを作ってみました!
本来の種は赤しそで、青しそ(大葉)は変種になるそうですが、効果は同じようなものなのでどちらか片方だけでも混ぜ作ってみてもOKです。
【作り方】
(材料の目安:一般) 赤しその葉400g、砂糖1Kg、米酢500cc、水2L
(材料の目安:おきらく流) 赤しその葉400g、黒砂糖小おたま3杯、
米酢大さじ2杯、水1L
米酢大さじ2杯、水1L
①赤しそを水洗いして、茎をとります。
②水を鍋にかけて沸騰したらしその葉を入れ、中火で5~6分煮ます。しその赤い色が湯に移り、葉が緑に変わります。
③葉をボールにとってこし、出てきた煮汁をお鍋に戻します。
④中火のままお砂糖を加えてよくかき混ぜたら、灰汁をとります。
⑤火を止めて、冷めてから米酢を加えてかきまぜます。酢を加えると鮮やかなワインレッドになるそうですが、おきらく流では黒砂糖を使ったので、少し濁った感じです。
⑥消毒したビンなどに入れてお好みでソーダや水などで割り、1週間くらいで飲みきります。
おきらく流の量なら割らずにそのまま頂けます。
おきらく流の量なら割らずにそのまま頂けます。
※しそジュースにレモンを添えると爽やかです。
※残った葉は、山椒やチリメンやゴマなどを加えて佃煮にできると言われていますが、しその香りや味は少ないです。
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