乳がん、乳腺症、乳腺炎

乳がん、乳腺症、乳腺炎

2017年10月10日(火)6:25 AM

大きく吸って~止めて!

 秋深し、健康診断はどうでしたか?年1回の方は、そろそろ終わる頃です。ちなみに三島市は10月31日までなので、まだの方はお早めに。
 健康診断は日頃の生活習慣をテストされるみたいで、結果が分かるまでドキドキです。合格点なら嬉しいですが、もし悪くても芽のうちに摘むチャンスなので、長い人生ずっと元気でいられるよう今からできることを探しましょう!
 
 ところで、マンモグラフィに思うところはありますか?ある程度の年齢だと健康診断の義務で仕方ない、という感じでしょうか?自分や身内で乳がんを経験しているなら、マンモに救われたとか、マンモさえ受けていればとか、格別な思い入れがあるかもしれません。
 2か月くらい前の新聞に出ていましたが、マンモグラフィだけではがんを発見しにくい乳腺濃度の方がいます。デンスブレストという、高濃度乳房の方です(高濃度乳腺と書かれた記事も)。ようやく日本でも、自分がどんな乳腺か教えてもらえるようになりそうです(教えてくれないところもあります)。
 自分の乳腺タイプが何であっても、乳がんは自己検診で発見できる可能性があるので、病院の検査に頼りすぎずにしこりチェックも習慣化してほしいです。ちなみに、男性の乳がんも触って分かるしこりができるので、お風呂や着替え前の体のチェックをお忘れなく!胸のしこりの多くが乳腺症乳腺炎で乳がんとは限りませんが、早めに病院で検査してください。
 
 ちなみに胸、バスト、おっぱいなどと呼ばれる乳房の主役は乳腺で、その何倍もの量の脂肪で包んだものを皮膚や筋肉が支えています。お高い指輪を乳腺に例えると脂肪がクッション、ケースが皮膚や筋肉といったところです。
 乳腺は母乳を作って出すところで、生理と連動して変化しています。その変化の途中で、硬くなったり詰まったりすると乳腺症といい、しこりができたりしますが乳がんとは関係ありません。
 また、名前が似ている乳腺炎は、主に授乳中のお母さんがかかりますが、乳腺に母乳が詰まったり細菌感染して痛みや熱、しこりができます。もちろん、乳がんとは関係ありません。
 
 この乳腺炎、実ははりきゅう(鍼灸)がとてもよく効きます。もともと出産前後のお母さんは大きな生命力を発揮しているので、手足のツボに触れるはり(鍼)をするだけで痛みや硬さがとれたりします。直接胸に触らないので、乳房マッサージに抵抗がある方で安心して受けられると思います。
 痛みは我慢するものではなく、何かを治す必要があるというサインです。できれば痛みが出る前に、病気になってしまう前にケアしてほしいです。お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお手伝いできることもたくさんあるので、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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