血尿(尿潜血)

血尿(尿潜血)

2016年09月20日(火)6:04 AM
走るの好き!

走るの好き!

 運動の秋です。いきなり体を動かして筋肉痛、てなことないですか?体は意識しないですむのが一番ですが、「あ~疲れた」から「いたたた」まで存在感を増す場面も多々あります。
 運動後に尿の色が違い(赤、褐色、オレンジなど)、ビックリすることがあります。筋肉の使い過ぎや脱水などで尿の色は一時的に変わりますが、他に不調がなければ心配いりません。「思ったより筋肉とかに負担をかけたんだな」と、体に感謝しているうちに元に戻ります!
 でも、血尿(尿潜血)が続く場合は注意が必要です!
 
 体にとって大切な赤血球は、漏れない仕組みになっています。寿命を終えた赤血球も再利用が基本なので、尿から出ることはありません。
 尿に混ざらないはずの血液が混じることを血尿といいますが、肉眼で見えない量は健康診断の尿潜血をきっかけに発見されることが多いです。
 尿路(腎臓、膀胱など)結石や膀胱炎、生理や尿道付近の傷など精密検査をしなくても血尿の理由が明らかなこともありますが、体にとって肝腎な臓器である腎臓機能に問題があるなら早期発見が大切です。尿潜血が必ずしも血尿とは限りませんが、きちんと調べてもらった方がいいと思います。
 
 原因不明の血尿が続き、腎臓を詳しく調べる必要があると言われたらどうしますか?勉強を休めない、仕事が終わらないなど、毎日の生活を理由に検査を延ばしている間に、病気が進行しているかもしれません。現代はよい診断機器も揃っているので、病院でできる限りの検査を受けることをお勧めします。
 病名が分かっても分からなくても、体の不調や健康を保つのに東洋医学は優れているので、あわせてはりきゅう(鍼灸)もお勧めです。睡眠、食事、運動で健康を保つことが一番良いですが、無理を重ねたり生まれつきのものだったり、何かしら体調に関するサインがでているなら、こじらす前に体調を整えるのが一番の近道だと思います。
 体はいつでも健康を望んでいるし、自分に必要なものは自分が持っているはずです。体温や数字には表れない体のバランスを整えるのは、東洋医学の得意とするところです。
 
 個人的に、体の仕組みの中でも赤血球は結構好きです(笑) 体を構成する60兆個くらいある細胞は、自分のために生きながら全身を生かすために犠牲になることもあり、役目を終えても再分解して使えるものは再利用します。
 無駄のない素晴らしい仕組みでできている体が、大切な赤血球を尿から出すことはありません(異常があるとは限りませんが)。尿に関係する臓器は色々ありますが、腎臓などの「臓」は東洋医学でも特に大切なものです。健診結果などをおろそかにしないで、早目にケアしてほしいものです。
 何だか調子が悪いなって時には、お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお手伝いできることがたくさんあると思いますので、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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