2020年09月15日(火)9:32 AM
何でも入るよ
日頃は健康的な食事を心掛けていても、たま~にジャンクフードが食べたくなる事があります。
口を大きく開けると、通常は指が縦に3本(4~5cm)入ります。4~5cm程度じゃとても食べられそうもない分厚いハンバーガーを見掛けるとついチャレンジしたくなってしまいます。でも顎関節症になると、指が縦に2本(3cm)またはそれ以下しか入らなくなるそうなので、薄い100円バーガーですら食べにくそうです。さて、分厚いハンバーガーを食べるために何か出来る事はあるでしょうか。
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顎関節症は一生の間、二人に一人は経験する程一般的な病気のようです。おきらくも
会社勤めをしていた頃にやっています。
顎関節症の症状は口の開け閉めの時に「カクン」「ガコッ」と音がしたり、大きく開けられなかったり、開ける時に痛みが出る等です。おきらくの時は3つとも全部ありました。
顎関節症になる原因としては、顎関節の構造的な弱さ・不良なかみ合わせ・打撲・転倒・片噛み・うつぶせ寝等とても多くの要因が考えられるそうです。ただ受診する方の8割近くが口を閉じている時に上下の歯を噛んでいる癖があり、顎の筋肉に持続的な負担を掛ける事で顎関節症を引き起こしやすくなる事が分かってきました。
いわゆる噛み締め(噛みしめ、クレンチング)ですね。食いしばりや歯ぎしりも同様です。
癖になっている事が多いので、治すためには本人の意識と努力がとても大事になります。
自分で出来る対策は次の3つでしょうか。
- 先ずは何としても今直ぐハンバーガーを食べるために
普通に口を開ける時、下顎が前にずれる動作と下に降りる動作が複合されています。そこで先ず故志村けんのアイーンみたいに下顎を前に突き出し、その次に下顎を降ろすと上手く開く事があるので一度お試しを。
- 顎の筋肉をほぐす
噛み締めで持続的な負担が掛かっている筋肉は固くなっています。そこで顎の筋肉をほぐす方法ですが、色々なやり方があります。試してみて一番良さそうなのを繰り返して下さい。
- アイーン体操
アイーンのように下顎を前に突き出し、突き出したまま下顎を左右に動かします。最初は少ししか動かないかもしれませんが、続ければ楽に動かせるようになります。
- 唇パッパッ体操
唇を少し湿らせて、上下の唇を合わせたり離したりします。勢い良く離すとパッという音が出ます。これを連続してパッパッパッパッパッパッパッパッとすると顎の筋肉がほぐれてきます。
- レンチンタオル
火傷しない程度にレンジでチンしたタオルを痛みの出る部分に当てる。冷めたらまたレンチンして繰り返す。
- 意識して緩める
これが一番大事です。というか根本的対策です。
タイマーアプリなどを使って、15分とか30分毎に歯を噛み締めていないか確認しましょう。噛み締めをしていたら意識して歯と歯の間を数ミリ空けるようにします。
色々試したけれど、それでも顎が痛い、口が開かない方は色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くの
はりきゅう(鍼灸)院に
おきらくにお問い合わせください。
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