2000年過ぎて目覚める縄文蓮

2000年過ぎて目覚める縄文蓮

2015年11月17日(火)7:40 AM
 11月17日は「蓮根の日」です。1994年に開かれた「蓮根サミット」で記念日と決められました。
 蓮は5世紀頃に中国経由で伝わったと思っていましたが、東京大学検見川総合運動場の落合遺跡で2000年前のものと推定される蓮の実が見つかっています。意外と早くから農作を始めていた縄文人。もしかして既に蓮根を食べていたのでしょうか?どんな風に料理していたんでしょうか?夢が広がります。
 
 蓮根が本格的に栽培されるようになったのは明治初期以降のようです。
 それまではどのようにして食べられていたのかというと、文字で残っているものとしては、食材というよりも、生薬として取られていたように思えます。
 古いところでは、奈良時代の地誌である「常陸国風土記」に「病気の者も、この沼の蓮を食ふと、たちどころに癒えるといふ。」と、まるでファイナルファンタジーのケアルガみたいです。
 次の平安時代では、現存する日本最古の医学書に、「ハスの実は味が甘く、体を冷やす。食べれば精神を養う。その根は体とても冷やし、高熱と精神不安、鼻血を治す。」と効能が詳細にしるされています。
 また熊本名産のからし蓮根は江戸時代。熊本藩初代藩主である細川忠利の病気を治すために考案され、その後郷土料理になったようです。
 
とっても美味しい お手製からし蓮根

とっても美味しい お手製からし蓮根

 蓮根は上級の生薬、つまり長く服用(食用)することで健康を増進する食材ですから、旬の時期に上手く料理に取り入れたいです。
 そんなわけで、縄文大好き人間なおきらくは、縄文蓮を想いながら、からし蓮根のチーズ焼きを作ってみました。
 
 鍼灸師のバイブル黄帝内経に「大体、病になりきってしまった後で、どんなに良薬を与えても、あるいは乱世になってしまった後でどんなに善政を布いても、それはちょうど、のどが渇いてたまらなくなってから、慌てて井戸を掘ったり、戦闘が始まってしまってから、あたふたと兵器を作ったりするようなものであって、これが手おくれでないとどうしていえるだろうか?」という文章があります。
 一度調子を崩してしまうと、すぐには元通りになりません。
 病気になる前に調子を整えるのが東洋医学の根本的な考え方「未病」です。そのための養生の基本は、休息(睡眠)・食事・運動です。
 それでもなかなか調子が出ない時は、お近くのはりきゅう(鍼灸)院でもアドバイスできるので、おきらくにお問い合わせください。
 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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