ガーゼマスクde風邪&ノロ対策

ガーゼマスクde風邪&ノロ対策

2015年11月10日(火)7:58 AM
 立冬も過ぎ、これからますます寒さが深まりますね。人生で例えると黄昏期、心待ちにしていた映画「あん」(11/14~20シネプラザサントムーン)に出てくる樹木希林さんもそんなお年頃の役です。
 何度も読み返した本で知ったハンセン病、意外と身近だった前科のある方、大好物の餡子が出てくる映画です。人は多かれ少なかれ差別を味わっていますが、大きな苦しみの中でどんな展開になるのか期待は膨らみます。
 
 ところで、映画館は多くの人が2時間くらい空気を共有するし、知らない人が手に汗握った肘かけや椅子に触れるので、風邪やインフルエンザの感染がちょっと気になります。
 風邪に限らず、病気への備えで一番大切なのは自分の力です。予防注射や薬は頼りになりますが、自分の防御力や治癒力があってこそのオプションです。
 
KafunshoTaisaku 特に、薬を使いたくない妊婦さんや授乳中のお母さん、大病で体が弱っている方やその家族など、風邪にインフルそしてノロという大物達をよけるのに切実です。そんな方々にお勧めしたいのはガーゼマスクです。
 当然ですが、ガーゼは細菌やウイルスを遮断するほど細かくありません。でも効果は十分あると思います。それは鼻や口を触らないことと、鼻や喉が潤うことです。更に、楽に息ができるのも良いところです。
 感染症は、外部と通じているところからうつります。鼻(口)は感染のリスクが高い粘膜ですが、意外と手で触ることで感染します。
 とっさの咳を手で押さえれば飛沫感染は防げても、その手で触ったものに菌やウイルスが残ります。たとえばドアノブから誰かの手に、その手が口や鼻に触れば感染成立です。無意識に手で口や鼻や目を触ることも多いので、マスクでガードする意義はあります。
 ちなみにフィルター機能がいい高価なマスク(サージカルマスクなど)は、息がしにくく不織布でお肌が傷つき、着用し続けるのが楽ではありません。また、このマスクの性能は着け方、外し方、捨て方を守らないと発揮されない難しさがあるので、風邪などの感染源の方や特別な方以外は楽に続けられるガーゼマスクがお勧めです。
 
 手は感染の運び屋になるので清潔が一番ですが、優秀な防御システムであるお肌が荒れたら元も子もありません。綺麗なお肌を保つには睡眠、食事、運動という養生につきます。
 養生に加えて感染対策するなら、手荒れに注意しつつこまめに手洗いし、鼻や口、目に触らずにマスクでいたわることをお勧めします。特に顔を触るメイクや髭そり前など、手洗いをお忘れなく。
 ちなみにアメリカなどでは、高機能のマスクより手洗いが推奨されています。エビデンス(調査結果)により、手洗い重視だからです。
 どちらにしても、自分を守るために一番頼りになるのは自分の体です。自分にあった養生について知りたい方は、お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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