風邪、インフルエンザ注意報2015年1月

風邪、インフルエンザ注意報2015年1月

2015年01月20日(火)7:38 AM
 今日は大寒、寒さが厳しく風邪を引きやすい時期です。
 寒稽古など、邪念を払ったり、気を引き締める日でもあり、寒さが必要な食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期でもあります。
 また、二十日正月(はつかしょうがつ)といって、今日がお正月の終りとするところも多いそうです。
 
 ところでインフルエンザ、今季の流行は新聞を賑わしました。普通の体力があれば薬なしでもありでも治る期間にそう差はありませんが、子供や高齢者など免疫力が十分でない場合は平均的な病状の進み方と比べることも大切です。
 風邪は、約1週間、長くて2週間で自然に治ります受診が必要なのは、症状がそれ以上続く、治りきらずに悪くなる、熱が38℃以上と言われています。昔は鼻水が黄色いと抗菌剤を飲みましたが、今は鼻水の色で判断できないことが分かったので、やはり症状がどれだけ続くかと、どれだけ激しいかが受診のポイントです。
 インフルエンザも、約1週間で自然に治ります。風邪より症状が激しいですが、自分の力で治せるので同じく症状が続く、激しすぎる時は受診が必要です。
 
sara_MononokeHimeX どちらも大切なのは、免疫力が十分に発揮できるようすることです。体にとって必要な熱、必要な鼻水や咳を無闇にとめないことです。体は突然侵入してきた未知の菌やウイルスに、交渉や攻防をしかけています。家に突然入ってきた人が悪い人だったら、追い出そうと必死になります。免疫は、敵をやっつけるために熱や鼻水や咳を出すので、その武器を取り上げてはいけません。
 免疫力を助けるのは、睡眠と水分です。栄養もとりたいところですが、食欲がなければ無理に食べることはありません。睡眠が取れなくても、せめて安静にしましょう。熱をもっと上げようなど、無理して何かする必要はありません。自分の体を信じて、サポートに徹してください。
 
 時々かぜ薬で楽になるけど何度も風邪をひく、という方に会いますが、普段通りの仕事をしたいのは分かりますが、きっちり治す方が早道のこともあります。
 背中がゾクッとした時は、風邪が体に入ろうとしているサインです。即、体が温まるものを飲んで汗で風邪を追い出しましょう。お家でするおきゅう(お灸)も効果あり、です。
 お勧めの予防は、手と粘膜の保護です。どんなに頑張っても、風邪やインフルエンザの方が上手です。感染しない、感染しても軽くすませるためには、手洗いと手荒れのケア、鼻や喉の粘膜が元気でいられるようにマスクをするなど、この時期よくみる方法が一番です。
 もちろんはりきゅう(鍼灸)も、体質改善や早く風邪をひききるお手伝いができます。
 自分の理想は、毎年何度か軽い風邪をひいて、体のレベルアップをすることです。体には、病気すら自分の役にたてる力があると信じているからです。
 120年生きる間に、世界の何割の病原菌と出会うのか、何てことをおきらくに考えられるのは、今が健康で充実しているからです、ありがたいことです。

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季節の変わり目 ~腸内細菌と抗生物質~

インフルエンザ注意報

かぜの正式名称は「かぜ症候群」とか

 

 

この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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