動悸、息切れ、多汗症。これって何？バセドウ病？

2024年03月26日（火）6:04 AM

　最近、歳のせいか、動悸・息切れするようになった。汗もよくかくし、もしかして、更年期障害？
　でも、バセドウ病も同じような症状が出るので、先ずは受診してみてはいかがでしょうか？

　バセドウ病は、喉にある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが多過ぎて起きる病気です。甲状腺ホルモンの働きは、全身の新陳代謝を活発にする事です。このホルモンが過剰に分泌されるので、休んでいても体が常に活動しているような状態になります。だから、使う言葉は同じでも更年期障害とは様相が違います。
　例えば、動悸・頻脈ですが、バセドウ病の場合はいつも運動しているように、ドキドキ・バクバクする感じです。
　暑がり・多汗も、バセドウ病の場合は代謝が高く、いつもエネルギーが燃えている状態なので、基礎体温は上がり、汗も全身でドバドバっと出る感じです。
　病気が進むと、体重減少や頻脈等の症状が現れ、更に悪化すると心臓への負担が大きくなり、心不全、狭心症、心筋梗塞等命に関わる病気になる事もあります。
　とにかく、一時的な不調だとか、今忙しくてとか言い訳してないで、即受診したいものです。

　受診して、バセドウ病と診断されると、先ずは甲状腺ホルモンの量を少なくするための治療薬が出されます。多くの人が年単位の服用を必要とするようです。
　バセドウ病発症の原因はまだ分かっていません。遺伝やストレスが関係していると言われています。

　体が持っている治る力は自然に減って行くものですが、無理をしたり、怪我をしたりする事で本来以上に以上に少なくなる事があります。体の治る力以上に消耗すると、調子が悪くなったり、病気になったりします。
　おきらく極楽で行っている積聚治療では、はりきゅう(鍼灸)で、この治る力を本来の量に戻すお手伝いをします。ストレス解消にもお役に立てます。