2024年12月03日(火)7:33 AM
朝夕の風が本当に冷たくなりました。暦上はもうすぐ大雪。寒いはずです。
寒くなると、お腹が冷えて下痢になったりしませんか?お腹の冷えは胃腸の血流を悪くし、胃腸の働きが悪くなるので、食べ物が消化されず下痢になる場合があります。
お腹を冷やしたわけでもないのに、ずっと下痢が続くのは一体何でしょう。
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おきらくが30歳台の頃、仕事上の
ストレスで下痢が続いていた事があります。
仕事が一段落したらこの症状が無くなったので診断を受けませんでしたが、もしかしたら過敏性腸症候群だったのではないかと思っています。
過敏性腸症候群というのは、消化器に異常が無いにも関わらず、腹痛・便秘・下痢を慢性的に繰り返す病気です。
主な原因はストレス、不安などの心理的要因や自律神経の失調で、下痢型・便秘型・混合型・分類不能型の4種類に分類されます。
日本での有病率は10~20%らしいので、相当な数の人が悩んでいるようです。
オーストリアのモナッシュ大学で開発された低FODMAP食事療法が効果的だと良く見掛けるようになりました。
FODMAPというのは、小腸内で消化・吸収されにくい(発酵性の)糖類(オリゴ糖、二糖類、単糖類、ポリオール)の略称で、ネットを見ればどんな食品が当てはまるか分かります。
大雑把な言い方をすると、FODMAPを多く摂ると、人によっては消化不良が起き、小腸で水分が多くでて下痢になります。なので下痢型の人はFODMAPが少ない食品を食べると症状が軽くなります。
逆に便秘型の人はFODMAPが多い食品を食べると症状が軽くなります。
ただ、腸活代表選手のヨーグルト乳糖を含む高FODMAP食材です。ヨーグルト以外にも、麦系食材、豆類、たまねぎ、ごぼう、果実、乳製品など体に良さそうな食材の多くも高FODMAP食材なので、注意が必要です。
また低FODMAP食事療法を続けると、栄養不足のリスクや有益な腸内細菌を減らす可能性もあるそうなので、低FODMAP食事療法を行う時は、医療機関を受診して指導を仰ぐのが良いかと思います。
養生3本柱(睡眠・食事・運動)の1つである食事、やはりとても大事です。色々な種類の、数多くの旬の、そして出来れば地場の食材を頂いて、元気に過ごしたいものです。
卵は低FODMAP食だよッ!!
最近朝晩メッキリ寒くなって来ました。お腹が冷えてお困りの方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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