生姜湯で冷え知らず ~ジンジャーキューブは便利~
先日沖縄に行ってきた愛娘からお土産を貰いました。「飲む生姜黒糖酢」とリラックマストラップ。
「飲む生姜黒糖酢」には生姜とヒハツエキスが入っていて、身体がとても暖まります。
そしてほど良い加減の黒糖とツンツンこない黒糖酢が絶妙にハモっています。
ちなみにヒハツというのは胡椒(こしょう)の一種で、血行促進作用があるので、中国では昔から身体の冷えを改善するための生薬として用いられていたそうです。生姜とのダブル効果が期待できますね。
おきらく極楽では最近こんなのを作りました。
生姜をすりおろして少し煮立て、冷ました生姜汁を漉(こ)して冷凍庫にいれ、ジンジャーキューブの出来上がり。
熱湯で溶かして、メープルシロップを足せばホットジンジャー。一口飲み込むなりお腹の中から暖かくなってきます。
ジンジャーシロップとは違って、砂糖を使っていないので、料理にも使えます。隠し味でお味噌汁や煮物にいれてもとても美味しく、生姜入り味噌汁は冬の朝には最高の汁物です。
生姜も漢方でよく使われる生薬です。メディカルユーコン刊「東方栄養新書」を見ると、「解表散寒(げひょうさんかん)寒気を追い払い、風邪に効果がある」や「温肺止咳(うんぱいしがい)肺の機能を高め、咳を止める」などがあります。また現代の研究では発汗解熱作用や抗酸化作用、抗菌作用などがあるということです。
身体を温めるのは生姜の辛味成分であるジンゲロールが主で、食欲増進、新陳代謝亢進、血中コレステロール低減、血管軟化、発汗などの作用があります。
そしてこのジンゲロール。加熱したり乾燥させるとショウガオールという成分に変化し、冷えを改善する効果がアップするそうです。手足が冷た~くなってしまって辛いという女性の強い味方になると思います。
なお、加熱でショウガオールに変化しますが、冷めるとまたジンゲロールに戻るということなので、温かいうちに頂くのがコツのようです。
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