節分と鬼と大豆

節分と鬼と大豆

2015年02月03日(火)7:45 AM
 FukuWaUchi今日は節分、豆まきの日です。子供の頃は鳩より喜んでお豆を食べましたが、今では年の数のお豆で顎が痛くなるお年頃です(笑)
 おきらくでは毎年、三嶋大社のお豆で邪を払わせていただいています。
 
 病気(邪)の種は外からだけでなく、体の中にも食べ物にもありますが、節分の鬼は外からくる邪(疫病や災害)です。インフルエンザの流行もやっと下火になりかけたこの頃、次なる疫病がはやらないよう祈願したいです。
 疫病と言えば、薬のありがたみを忘れるわけにはいきません。でも、風邪の薬が1万回に1回の確率で肺炎を防ぐ効果だけだとしたらどうします?
 ペニシリンが発見されてから、まだ100年もたっていません。どんなに便利でも使い方次第、お付き合いの期間が短いものより何千年も口にしている食べ物で病をはねのけたいものです。
 
 そこで大豆です。青いうちに収穫すると枝豆、成熟する旬は10月下旬ですが年中美味しく、ミネラル豊富で魅力的な畑のお肉です。
 その大豆には、『気を補う』『水毒(すいどく)を治す』働きもあります。東洋医学の『気』には色々な意味がありますが、ここでは疫病をはねのける力のことです。『水毒』は足のむくみや膝の腫れのように、体の一部に水がたまることです。現代とは用語の意味が違うので、東洋医学は外国語と思った方が分かりやすいです(笑)
 そのうえ大豆にはズバリ、『鬼毒を殺す』という作用があります。ここでいう『鬼毒』は疫病です。昔からの伝えられてきた風習など、感覚が変わり過ぎて分からなくなったことも多いですが、節分は健康に生きるための知恵だったんですね。
 暮らしぶりや感じ方が違っても、いつの時代も家族仲良く健康で暮らしたいという根底は共通しているはずです。ずっと昔のご先祖様が編み出してくれた節分などの行事は、年を重ねるごとに大切さが身にしみます。
 でも、もし体の中の鬼がお豆で出ていかないようでしたら、おきらくにご相談ください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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