まぶたがピクピクする

まぶたがピクピクする

2015年02月24日(火)7:28 AM
 本を読み過ぎたり、携帯をずっと見ていると、眼の周りの筋肉が動いたり、まぶたがピクピクすることないですか?
 体が自分の意思とは関係なく動くのって、なんだか変な感じがしますよね。
 
 瞼(まぶた)がピクピクと痙攣(けいれん)する病気には、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)以外に眼瞼(がんけん)ミオキミアなどがあります。眼瞼痙攣は眼の開け閉めが上手くできなくなる病気で、瞬きが増えたり、すんまり目が開けられないなどの症状が特徴です。「まぶしい」、「目が乾く」などドライアイと似ていますが、ドライアイの治療をしても一向に良くなりません。
 
 症状が一時的なら、眼瞼(がんけん)ミオキミアの可能性が高く、原因は疲労やストレスなのでユックリ休養することをお勧めします。もちろん、はりきゅう(鍼灸)で、早く回復させる手もあります。
 
 眼瞼痙攣は「大脳の一部が機能障害を起こしている」、「眼瞼炎、結膜炎などのまぶたや角膜の病気が刺激を与えたことによって発症した」、「抗うつ薬など別の病気のために飲んだ薬が引き金となった」など幾つかの説がありますが、まだ原因がはっきりしていません
 症状の進行はゆっくりですが、自然治癒は少なく、悪化すると階段を踏みはずしたり、家具にぶつかるなど日常生活に支障が出ることがあります。
 しかし原因が分からないため、治療としては症状を抑える対症療法(薬物内服療法、ボツリヌス療法、手術)が中心となります。
 
 東洋医学の考え方に、「陰」と「陽」のバランスがあります。眼の症状は、「陽の気」が体の上に集まりすぎているためで、これを上手く巡らせると体全体の陰陽バランスが整って楽になると考えます。
 はりきゅう(鍼灸)は、陰陽のバランスを調整できます。さらにおきらく極楽では、辛い症状を早く楽にするためにマッサージや整体などを組み合わせることもあります。
 
 ピクピクが出ないようにするための養生法としては、

  1. 原因をなくす
    東洋医学は病気の原因を、内因(怒りや悲しみなどが強すぎる)、外因(暑さ寒さなどの環境)、不内外因(疲労など内因・外因以外)に分類することがあります。つまり心身への様々なストレスのことですが、体が回復するまで一時的にストレス源から離れるのも大切な養生です。
  2. 気にしない
    原因とも繋がりますが、大事なことなので特別にピックアップします。努力する姿は美しいですが、自分を責める諸刃の剣にもなります。もっと、もう少しとはやる気持ちと折り合いをつけることは難しいですが、心身のストレスフリーのためには気にしないことも大切です。
  3. ストレスに耐えられる体になる
    自分にあった睡眠、食事、運動は健康維持には欠かせません。

の三つが大事です。
 これは前にも書きましたね。
 養生法は健康を維持する方法なので、どんな病の場合でも同じです。

 
sara_MeNoTsubo 酷くなる前にバランスを整えるのが鉄則ですが、どうしても頑張らないといけない時は、眼の周りのツボ押しを試してみてください。
 ツボの位置は、周りの皮膚と比べて「凹んでいる、痛い、気持ち良い」など、何となく違う所を探します。そのツボを、温めた指の腹でソッと押しましょう。眼の周りは繊細なので、圧は指の重さだけで十分です。
 蒸しタオルもお勧めです。レンジで40℃程度にチンした蒸しタオルを、眼とツボを覆うように置き、数分温めたら蒸しタオルを外し、目の周囲が常温に戻ったら再びチンした蒸しタオルを置き、温め→冷まし→温め→冷まし・・・→温めを何回か繰り返すととてもスッキリします。
 でも、体の無理が効かなくなるほど頑張り過ぎないのが一番です。
 ちなみにおきらく極楽は、体の調子が悪い時だけではなく、ストレスに強い体になるお手伝いもしています。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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