おいもみそと夏前の養生

おいもみそと夏前の養生

2015年05月26日(火)8:01 AM
 「Curiosity killed the cat.」って知っていますか?イギリスのことわざらしいですが「好奇心は猫をも殺す」でしょうか?確かに好奇心が過ぎると致命的なことになりそうですが、自分は安全域で楽しんでいます、たぶん。
おいもみそ

おいもみそ

 と前置きをしたのは好奇心がくすぐられて、鳴門金時(さつまいも)で作った「おいもみそ」を取り寄せたからです。戦後の米不足、苦肉の策で作っていたお味噌の復刻に、地上の星をみた気がしました。
 ちなみにお芋もみそ壺(大谷焼き)も地元産、みそ壺は蓋で味噌焼ができるこだわり、遠い徳島県の地元愛にグッときました!
 
 お味噌は大豆、塩、それと麹などからできています。お味噌の発酵の度合いは、煮豆とお醤油の間というか、お醤油の手前のものというか。色や味などの風味は、麹の種類や割合などで変わるそうです。
 流通しているお味噌は、米麹を使った米味噌、麦麹の麦味噌、大豆麹の豆味噌、それらを混ぜた調合味噌です。戦争で品薄だった時は、脱脂大豆やトウモロコシから作ったお味噌もあったそうですが、そちらのお味は。。。
 今はちょっと探せば、どこかで誰かが一生懸命作ってくれた美味しい自然の恵みが食べられる、本当にいい時代です。
 
 土地、太陽、雨、風などの自然を凝縮した食べ物は、体を整える力があります。体は部品(血液、筋肉、骨)とエネルギー(食べ物)で動くのではないと思います。健康を保つには、いい加減に自然のバランスを取り入れる必要があります。
 ファーストフードやポテチやチョコ、たまにはいいかもしれませんが、精製しすぎて元の姿が分からないものはほどほどが無難です。なぜか心が荒んだり悲しい時ほど、悪いものが食べたくなるものですが(苦笑)
 ニュートン(2015年6月号)によると、例え一卵性双生児でも腸内細菌は違うそうです。食べ物や空気など、まったく同じ環境に生きる人はいないからだそうです。口から入る乳酸菌は腸に移住しないのに、お散歩で入る菌が腸内細菌を変えるなんて驚きです!
 腸内細菌は自己免疫疾患に関係するなど、私達に多大な影響を及ぼす運命共同体です。何気ない日常で健康が保たれるなんてワクワクします。
 
 去年の東海地方の梅雨入りは6月8日頃でした。既に梅雨入りした沖縄は去年より2週間遅れですが、三島はちょっと湿度が高いです。
 天気が悪くて足が浮腫む、頭痛、昔の傷が痛むなどがあったら、プチ養生に香りのいいものを食べてみませんか?ミントティーや紫蘇、生姜などは気の巡りをよくするので、夏前の調子悪さにピッタリです。ただ、旬のものでもニンニクやラッキョウは胃腸への負担が大きいので、香りが強い食材は体力に応じた量にしましょう。腸内細菌達は、暗い腸の中に届いたもので季節を知り、体の調整をしてくれているんですね。
 また、足首をパタパタするのも胃腸のツボ刺激になるのでお勧めです。お散歩や運動には敵いませんが、休憩時間やテレビなどのちょっと時間にパタパタどうですか?
 自分にあった養生を知りたい方は、おきらくにお近くのはりきゅう(鍼灸)院にお問い合わせください。だるくて疲れていた過去の自分にも、「ジンジャーティーで温まったら?」と言えたらいいのに(笑)

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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