お灸が気持ちいい季節です

お灸が気持ちいい季節です

2016年11月29日(火)6:07 AM
 陽のあたる時間が短くなりましたね。朝の6時でも辺りが暗いので、出かけるのに勇気が必要な季節です(笑)
 歩き始めに見えていた星が薄れ、ゆっくり空が白み、遠慮がちに陽が昇ってくる頃には清々しい気持ちになります。やっぱり冬は綺麗です。
 ただちょっと淋しいのは、どこもかしこもコンクリやアスファルトで固めているせいか、霜柱を踏む楽しみが少ないことです。
 
 12月5日は世界土壌デーです。何となく題名に魅かれて読んだ本「18cmの奇跡」によると、私達は地球上の18cmの土壌と11cmの水と15kmの大気と3mmのオゾン層、そしておおよそ500万種の生物によって生かされているそうです。
 考えてみれば土は、草木を育て土に戻すという循環の中にいます。その恩恵は昆虫や動物を育て、私達は服や食べ物や家を得ます。街はコンクリで固め、畑は肥料や農薬を使い、落葉を土に還せない生活に不安を感じます。
 世界土壌デー関連のイベントがあるのか調べられませんでしたが、それにしても国連の仕事って多彩ですね。
 
 言わずと知れたことですが、体も循環の一部です。不自然な生活は、不調の元です。凝りや痛み、眠れないとか疲れとか、その場しのぎでやり過ごしていませんか?痛み止めなどの一時しのぎでなく、不調を元から正す生活に変えてみませんか?
 職場や学校など変えられないことはさておき、睡眠の質を良くするプチ工夫は心がけ次第で変えられると思います!これからますます寒くなるこの季節、あったか~いおきゅう(お灸)が気持ちいい季節です!お灸に使うもぐさは、蓬(よもぎ)の葉の柔らか~い部分だけを選りすぐって乾燥させたものです。初夏に摘んだ蓬を乾燥させ、何度も何度も丁寧に石臼で挽いてはふるいにかけ、100gの蓬が約2gのもぐさになるころには綿花のようにフワッフワになります。寒くて縮こまった体に、夏の勢いを閉じ込めたお灸が心地いいです。
goukoku 自分にピッタリのツボを知っているならそこに、知らない場合は合谷(ごうこく)がお勧めです。合谷は首肩のコリをやわらげ、お腹を温め、風邪の予防にも効果的という万能なツボです。
 ただ、お灸で気をつけてほしいのが「マイルドな温かさ」を標榜するものでも、火傷するほど熱くなることが多いことです。お灸は続けることが大切なので、おきらくでは火傷しないものをお勧めしています。一押しは天然香料の甘い香りとお風呂のような温かさのお灸で、約5分間リラックスできます。
 自然と調和することは、昔から伝わる養生法です。お灸の温もりで体を整え、よい睡眠と疲れを溜めない毎日を過ごしましょう!もちろん規則正しい睡眠、食事、運動はいつでもとっても大切です。お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお手伝いできることがたくさんあると思いますので、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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