テレビゲームもほどほどに~腱鞘炎~

テレビゲームもほどほどに~腱鞘炎~

2017年02月14日(火)6:38 AM
 愛娘が昨年11月末に売り出されたロールプレイングゲームのやりすぎで、手首が痛いと連絡してきました。約2か月で××時間(書けない(-_-;))ほどやりこんだそうです。世界を股に掛けるゲームは、思いのほか体に負担を強いるようです。ゲームの中に入り込むと、時間の経つのを忘れてしまいます。おきらくも昔は同じような経験をしました。
 
 愛娘の症状はドケルバン病という、親指の酷使で手首(親指側)の腫れや痛みがでる腱鞘炎の一つです。
 仕事で親指をよく使う、携帯を親指で操作する、ゲームコントローラのスティックを力いっぱいグルグルするなど、気を付けたい場面は結構あります。
 また女性の場合は家事で指を使う事が多いし、更年期や妊娠・出産でホルモンのバランスが変わることで発症しやすくなります。
 

手首?痛くないよ

 もしかしてドケルバン病かも?と思った場合は、親指をこぶしの中に握りこんで、手首を小指側に曲げてみれば分かります。痛みが強く出れば可能性大です。
 治療法としては、抗炎症薬の服用、ステロイド注射、手術などになりますが、できれば体が持っている治る力で何とかしたいものです。
 
 使いすぎが原因なので、安静にするのが一番です。
 手首が腫れたり熱っぽいほど症状が激しい場合は、先ずは濡れタオルなどで冷やします。
 おきらくのおすすめは、二つあります。

  1. レンチンタオルで温冷湿布
     濡れタオルを火傷しない程度にレンジで温め、痛みのある部分に当て、冷めるまでそのままにします。冷めたらまたレンチンして、同じことを繰り返します。5分~10分程度で良いと思います。
  2. ダランと脱力
     動かして痛みが出る方向に、痛くない程度に軽く動かして、一気に脱力する体操です。反対側の手で動きを抑えるのがポイントです。たとえば、左手の親指を開くと痛みが出ると仮定します。

    1. 右手で左手の親指を開かないように抑えます。
    2. 左手の親指を右手に対抗して軽~く開こうとします。
    3. 五つ数えて息をフーッと吐きながら左手の親指をダランと脱力します。

     以上を3回程度繰り返します。痛みが出る方向がいくつかあるなら、それぞれの方向にこの体操をします。

 
 
 それでもなかなか良くならない場合は、お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお力になれる事もたくさんあると思いますのでおきらくにお問い合わせください。
 ちなみに愛娘の手首ははりきゅう(鍼灸)でバッチリ良くなりました。
 なにごとによらず楽しいことには夢中になってしまいますが、時間を決めてホドホドに楽しむのが良いと思います。

 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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