ゼロになるからだ?

ゼロになるからだ?

2018年05月08日(火)12:40 PM
 先日、「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を初めて最初から最後まで聴きました。「トトロ」「火垂る」「宅急便」「ナウシカ」のように何度も観た作品ですら記憶が薄いのに、「千と千尋」はCMなどで部分的に観たり聴いたりしただけなので、主題歌もうっすらとしか記憶がありませんでした。今回全部聴いて、「ゼロになるからだ」という言葉が強く印象に残りました。
 ゼロって、なんでしょう?
 無念無想みたいな感じでしょうか?それとも身体感覚がまったくなくなって思考のみの存在になるって感じでしょうか?でも「ゼロになるからだ」が「耳をすませ」たり、「充たされ」たりするのだから、身体感覚がなくなるということでもなさそうです。謎は謎のままです。
 
 身体感覚といえば、今やセンサーの発達で五感を補完する技術が様々な形で実用化されてきています。例えば、眼を向けた文字を読み上げてくれる眼鏡を開発している会社があります。
 センサー技術とAIの組み合わせにも期待できます。例えば、自動車の自動運転の技術を使えば、眼や耳の不調を補って生活レベルを引き上げられるに違いありません。あるいは、音声認識はどんどん進化しているので、相手が話した言葉をテキストにすれば、聴覚に障害があっても話が読めるようになります。逆に手話ができない人でも、AIを使った手話解析の技術が開発されており、その精度が上がれば手話を聴くことができるのです。
 もっとAIが進化してヒトの暮らしに役立つようになれば良いと思います。おきらくは130歳まで現役で鍼灸師を続けたいと思っていますが、その頃にはおきらくの五感も随分をくたびれているでしょうから、こうした技術を凄くありがたいと思う事でしょう。
 
 でも、AIにも苦手なものがありそうです。
 例えば、AIが林檎を見たとします。おきらくの想像だと、AIの反応は精々「キュウタイ ニ チカイ ブッタイ ヲ ケンシュツ。オオキサ:ヤク6センチ。イロ:アカ。シツカン:ツヤ。カオリ:アマミ&サンミ。コウギョク ト シキベツ。アップルパイ ノ ザイリョウ ニ ツカワレル。」こんな感じでしょうか。
 これがヒトだと「あ、リンゴ。紅玉だ!!アップルパイにすると美味しいんだよなぁ。買って帰ろっと。早く食べたいなぁ。楽しみ楽しみ。」こんな感じでしょうか。
 絶対にAIに真似できないもの。欲望、感情、興奮などが自然に湧き上がって来ることじゃないかと思います。あれ食べたい、これ食べたい。ウゥワ、これ美味ッ。とか普段なにげなく、感じているのも体あってこそ、生きていればこそだと思います。そのためにも、健康を維持したいものです。
 
 健康にとっては地産の旬な食材を美味しく頂き、楽しく体を動かし、一日の疲れを残さないよう快適な睡眠を取るのが一番です。
 一生元気に過ごすためにはりきゅう(鍼灸)がお役に立てることは沢山ありますので、おきらくにお問い合わせください。
 
 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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