2019年12月03日(火)5:48 AM
先日開催された伝統鍼灸学会に参加してきました。これまでは講義を聴く側だったのですが、今回は裏方を手伝わせて頂きました。実は裏方仕事は人生初でした。今までも何となく裏方のスタッフさんは大変そうだと想像はしていましたが、ほんの一端ではありますが、2日間裏方を手伝ってみて、あらためて大変だということが良く分かりました。
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突然思いもよらない事態が発生したり、進行がとても押してしまったり。聴衆側としては、こういうイベントは恙(つつが)無く終わって当たり前のように思ってしまいがちですが、無事終わるように裏で大勢のスタッフさん達が頑張ってくれているのです。
裏で頑張ってくれていると言えば、ヒトの体も社会も同じです。
例えば白血球。絶えず体の中を行き来して、病原体やゴミなどを綺麗にしてくれています。
あるいは破骨細胞と骨芽細胞。この二つの細胞は古い骨を新しくするために働いてくれています。まるで道路工事や橋桁工事をしてくれている人達みたいです。

元気100倍!!
ちなみに骨の新陳代謝のような仕組みをターンオーバーと言います。女性はお肌のターンオーバーいう言葉になじみが深いと思います。ターンオーバーというのはお肌に限ったものではありません。生物学的には体の中の組織や細胞で行われている増殖と死滅の営みの事を意味しています。皮膚は生まれてから垢となって剥がれ落ちるまで6週間程度、腸の一番上の細胞だと数日程度と場所によってそのサイクルは異なります。体の至る所でそしてあらゆる瞬間に体を健康な状態にするためにこのターンオーバーが休みなく繰り返されているのです。本当に有難いことです。
でも、こうした営みも養生してこそ正常に行われます。その証拠に睡眠不足・過労・偏食・運動不足・強いストレスなどで体のバランスが崩れたり体力が衰えると、例えば風邪をひきやすかったりするのは誰しも経験があると思います。睡眠、栄養、運動の養生三本柱は健康に過ごすためにはとても大切です。
車のフロントガラスが凍る日も出てきました。冬本番に向けて体調を整えておきたいという方は、色々とお手伝いさせて頂けることもあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
ところで、白血球に興味を持った方は講談社から出ている漫画「はたらく細胞」が面白いです。多少は誇張されていますが、肩の凝らない内容です。何より強面イケメンの白血球が恰好良いです。
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