2019年12月10日(火)6:13 AM
おでんは鍋料理?
日々寒さがつのってきて、体がその変化になかなかついて行けません。でも、寒くなると、富士山は綺麗だし、お鍋が美味しいのは嬉しいです。この時期の旬と言えば鱈。鱈ちりにすると食べ過ぎてしまうくらいに美味しいお魚です。お腹一杯食べることを鱈腹(たらふく)食べると言いますが、たらふくの語源は鱈ではないようです。
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「十分な」という意味の古語「足らふ」がその語源のようです。鱈は雑食性の大食いらしく、そういう所から鱈腹(たらふく)などという当て字が定着してしまったのでしょうか。
おきらくは鱈のお腹の事は全く気になりませんが、ヒトのお腹は気になります。なにしろヒトは鱈どころじゃないくらいに雑食で、しかも大食いです。ヒトは大してお腹が減っていなくても、美味しそうだからとか、珍しいからとかいった、脳が作り出した欲望で食べてしまう事が多いです。あるいは、デザートは別腹とか、テレビの横にポテトチップの袋がおいてあるのが悪いとか、何となく口さみしいからと言った理由で際限なく食べれてしまうのです。
最近糠漬けを再開したのですが、欲張ってタッパーの中に野菜を詰め過ぎたら上手くかき回せなくなりました。お腹も同じで鱈腹食べてしまうと消化しにくくなってしまいます。大先生の本に、一日中食べている状態は一度に食べる量が多すぎたのと同じで上手く消化できない、と書いてあります。「消化に骨が折れる。つまり体力を消耗する。体の熱量が失われるという事になるのです」と続きます。「食事の量は体の働きによって変えるものです」とも書かれています。大して動いてもいないのに食べてばかりいれば、余分なカロリーは脂肪となって蓄積しています。食べ過ぎたと思ったら、翌日は少し控えて、その代わり体を動かしましょう。
美味しい鍋をつつく前に、お腹の調子を整えておきたいという方は、色々とお手伝いさせて頂けることもあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
ところで食卓によく上がる魚は鰯、鯵、鯖、鱈、秋刀魚、鰹、鰤、鮪など大衆魚から高級魚まで色々ありますが、熟語の中で変な意味で使われているのはもしかして鱈だけでしょうか。鱈腹、出鱈目、矢鱈(更には無闇矢鱈、滅多矢鱈。あんなに美味しい魚なのに何だか気の毒な感じがします。
あ、そうそう。おきらくは大衆魚の中では鯖が大好きなのですが、先日作った鯖の糠漬けが大変美味しかったです。漬ける前に30分程塩を振っておいて、出て来た水分を拭きとって糠を塗り付け、1日冷蔵庫に入れておきます。ほんのりと糠の香りがするだけでなく、身がとても柔らかいのです。おきらくは食中毒を恐れて火を通し過ぎるきらいがありますが、それでもとても美味しく焼けました。
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