2021年10月26日(火)7:31 AM
褥瘡って読めますか?「じょくそう」と読みます。おきらくは介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の研修を受けた時に初めて知りました。いわゆる床ずれの事です。おきらくの親爺が肺癌だと分かった時に、たまたま親爺のお尻に褥瘡が出来ている事を知りました。
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褥瘡は寝たきり等で体の同じ箇所が寝具や車椅子に当たり続ける事で、血流が悪くなり、皮膚やその下の組織がダメージを受けて出来る創傷です。その初期状態は、皮膚が赤くなったり、腫れたり、水ぶくれが出来たり、皮膚が剥がれたりします。重症化すると骨が見える位に組織が壊死します。
親爺は肺癌で入院するまで自炊していたし、そんなに体を動かさないでいたとは思いもよりませんでした。
その後、実際に介護をしている方から聞いたのですが、ずっと同じ箇所があたる事だけが原因ではなく、低栄養、不衛生も褥瘡が出来る原因になるそうです。できやすい部位はお尻(仙骨部、坐骨部)、踵、骨盤前後の出っ張り等です。
寝返り打てるよッ!!
褥瘡は数時間で出来ますが、治るのに掛かる時間は数ヶ月~数年掛かる病気です。なので、予防が肝心です。
褥瘡の予防は一般的には2時間毎の体位変換(寝返りを打たせる事)、栄養をつける事、清潔を保つ事です。けれど、これらはどれも大変な仕事です。特に2時間毎の体位変換はとても負担が高いものです。体圧分散マットレスや自動体位変換マットレスを利用出来れば負担が少なくなります。
厚生労働省の
国民生活基礎調査(令和元年度 介護24表)によると、寝たきりになる原因は、1位脳卒中(25.5%)、2位認知症(16.8%)、3位その他(10.5%)、4位骨折・転倒(10.3%)、5位高齢による衰弱(10.2%)となっています。
こうした病気にならないよう養生を続けて、寝たきりになる事そのものを予防したいものです。そのためには、質の良い睡眠を取り、旬の色々な食材を腹八分に頂き、適度に体を動かす事が大事です。
養生の事なら、色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くの
はりきゅう(鍼灸)院に
おきらくにお問い合わせ下さい。
因みに、10月20日は
床ずれ予防の日でした。褥瘡は重症化すると死に至る病気です。適切な予防で発生を防ぐ事が出来るので、工夫したいものです。
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