2023年11月28日(火)6:19 AM
空気が冷たく、また乾燥するシーズンです。口の乾きを感じる方も多いのではないでしょうか?
唾液が少なくなって口が乾いているのかもしれません。
シェーグレン症候群、糖尿病、発熱、下痢・嘔吐による脱水、貧血、腎機能障害、甲状腺機能障害等の病気やストレスが原因の事もあるので、先ずは受診して確認したいものです。
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唾液の働きって何でしょう?口の中を潤す事は勿論、それ以外にも色々な働きがあります。
- 消化を助ける
唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれます。アミラーゼによってデンプンが麦芽糖に分解されます。ご飯を噛んでいるとほの甘さを感じるのは、この麦芽糖の甘さです。
また、何度も噛むことで食べ物に唾液が混ざり飲み込みやすくなります。
- 口の中のお掃除
1日に1~1.5リットル分泌される唾液は、食べ物のカスを洗い流してくれます。咀嚼する事で唾液が活発に分泌されます。
- pHバランスの調整
唾液には炭酸・重炭酸・リン酸等が含まれており、口内のpHバランスを調整しています。
- 細菌の活動を抑制する
唾液には、免疫グロブリン、リゾチーム、ラクトフェリン等が含まれており、ウイルス・細菌・真菌等の病原体への感染から体を守っています。
- 歯を再石灰化する
砂糖を摂ると歯の表面を覆っているエナメル質が溶けてしまいます(脱灰)。けれど、唾液に含まれるリン酸やカルシウムによって、エナメル質が再度形成されるので虫歯を予防しています。しかし、砂糖を摂りすぎて脱灰の状態が続くと、虫歯になってしまいます。
このような働きを持つ唾液が減って口が乾燥すると、口の中に細菌が繁殖し、虫歯になったりや風邪を引きやすくなります。
では病気以外に唾液が減るのはどういう場合でしょうか?
加齢、口呼吸、口を動かさない(食事を噛まない、会話をしない)、水分を摂らない、ストレス等が原因となります。
加齢以外は日常習慣を少し変えるだけで改善する事ができそうです。
口呼吸では無く鼻呼吸をする。食事の時は1口30回噛む、適度に水分を補給する。
何よりストレスを発散させるのも凄く大事です。
そのためには、十分な睡眠、旬の食材で腹八分、程よく体を動かす養生を続けたいものです。
よく噛んで食べてねッ!!
最近ストレスが多くて困るという方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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