中でも、おきらくの好きだった鍋物と言えば、水炊きでした。特に豚肉と白菜を入れた水炊きは大好物でした。白菜は白い部分もクタクタになって、お出汁の良くしみたのが好きでした。

 

　白菜の原産地は「東南アジアとも中国ともいわれています」とか、「原産地は他のアブラナ科の野菜類と同じく、ヨーロッパの北東部からトルコ にかけての地域であろう」とか色々な説があります。
　National Geographicにアフガニスタンとパキスタンの国境に近い山地が原産という記事を見つけました。この説は世界中から集めた何百というサンプルDNAを分析して得られたものらしく、信憑性は高そうに思えます。GoogleMapで見てみましたが、およそ何もなさそうな土地ですが、初めに野生種を食べて見たヒトは凄いなと思いました。
　その白菜が日本に入って来たのは1800年代末だそうで、比較的新しい野菜ですが、いまや無くてはならない野菜です。

 

　白菜はビタミン類やミネラル類も多く含んでおり、栄養的にはとても優れた野菜です。
　ビタミンCたっぷりなので風邪の予防になるし、カリウムも沢山含まれているのでナトリウム排出にも効果あり、食物繊維も多いので便秘対策にもなります。
　白菜は淡色野菜なので、緑黄色野菜の青ネギ等と組み合わせると、緑黄色野菜に含まれるカロテンが活性酸素を取り除く働きがあるので、動脈硬化や老化の予防に良いと考えられています。
　また、排便を容易にする水溶性食物繊維を取るためには、茸や海藻等を組み合わせると良いと思います。後は豚肉、鶏肉、魚等でたんぱく質をプラスしてお鍋に放り込むだけです。

 

　何か1つの食材で全てを補うのは難しいですが、色々な食材を使えば良い感じで色々な栄養を補う事が出来ます。また1回の食事で全てを補う事は、自炊だとなかなか無理がありますが、1週間でバランスを取るなら出来そうです。
　養生するにも、あまりきつく考えると、それはそれでストレスになってしまいます。
　何事も程々が良いようです。

 

　どうも寒くなってから体調が悪いという方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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