膀胱炎になったら
膀胱炎になったら
2013年09月22日(日)4:33 PM
台風が過ぎたら急に秋が来ましたね!特に朝晩の冷え込むようになりましたが、体調はどうですか? 夏の疲れに、冷えが加わって膀胱炎になってないですか?
おしっこする時に尿道や膀胱が痛い、できらない感じ、ちょっとしかでないのに何度も行きたくなる、濁っていたり血が出たりする、加えてトイレを済ませても下腹部が痛かったり違和感がある、そんな時はすぐにお医者さんに行きましょう。それは膀胱炎の症状です。
膀胱炎の専門は泌尿器科ですが、判断に迷うなら内科に行きましょう。
抗生物質を飲むと数時間で症状が消えることが多いですが、症状が消えても5日分くらい処方された薬は全部飲みましょう。原因の菌が少しでも残っていると治療のやり直しになるうえ、薬が効かなくなることがあります。薬で楽に治せる間に完治して、再発しにくい生活をすることが大切です。
また、薬を飲みきってもすっきりしない場合は、他の原因があるかもしれないので病院に行きましょう。尿路結石や前立腺が原因の場合もあります。
検査をしても特別原因がないようでしたら、はりきゅうがお役にたてるかもしれません。
膀胱炎を治して再発を防ぐためには①菌を入れない、②菌を増やさない、③体の抵抗力を高めることが大切です。
カフェインの入っていない水分をよく摂り、腹巻きなどでお腹を温め、おしっこを我慢せず、辛いものなどの刺激物を控え、利尿作用のある食べ物をとり、最低でも3~4時間に1度はトイレにいきましょう。症状がでている時はカイロもいいですが、汗をかくとかえって冷えるため使い方に気をつけましょう。
膀胱炎は再発しやすいです。抗生物質は原因菌によく効きますが、感染を防ぐために頑張っている菌までやっつけてしまいます。体の治癒力が落ちるとカンジダ膣炎など他の病気に罹りやすくなったりもします。
これを防止するためにお勧めしたいのがおきゅうです!
お近くのはりきゅう治療院で、自分にあったツボや養生を教えてもらうのが一番ですが、急に膀胱炎になって困った時には中極(ちゅうきょく)というツボがお勧めです。
お近くのはりきゅう治療院で、自分にあったツボや養生を教えてもらうのが一番ですが、急に膀胱炎になって困った時には中極(ちゅうきょく)というツボがお勧めです。
中極(オレンジ色の■)は、お腹と足の境目にある恥骨という骨(灰色の■)からおへそ(赤色の●)の真ん中に向かって親指の横幅1つ分上にいった場所にあります。(画像をクリックすると拡大されます。)
恥骨とおへそを結んだ線上で、押すとへこんでいたり、でっぱっていたり、嫌な感じがする場所です。ここに3回くらいおきゅうをします。
恥骨とおへそを結んだ線上で、押すとへこんでいたり、でっぱっていたり、嫌な感じがする場所です。ここに3回くらいおきゅうをします。
家でするおきゅう全般にいえますが、熱さを我慢してはいけません。市販のおきゅうなら一番マイルドなものにしてください。おきらく極楽のおきゅうなら、弱を使ってください。
カイロを貼る場合は、お腹側は中極付近で背中側は仙骨という骨の上に貼るのが効果的です。
膀胱炎は女性なら避けて通れないというほどありふれた病気です。大概の病気と同じように生活習慣を見直す必要がある時か、体の治癒力が落ちている時にかかるものです。美味しく食べて、適度に働き、ゆっくり眠る生活を、といってもそれが一番難しいんですけどね。
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膀胱炎の原因
膀胱炎は、大腸菌などの腸内細菌が尿道から膀胱に入って増殖し、膀胱の内部に炎症をおこす病気です。
原因は大腸菌のことが多いのですが、ウイルスによる膀胱炎は効く薬がありません。
膀胱にたまった無菌の尿は、おしっことして流れる時に尿道の菌を洗い流すことで菌の繁殖と体への侵入を防いでいます。
女性の尿道は3cmほどしかなく、4~6倍の長さをもつ男性よりも菌を防御する場所が少ないなど体の構造上の違いがあるため、体の抵抗力が落ちていたり、菌の繁殖に適した体温だったり、洗い流すための尿の回数が少なかったり、性活動や生理や不衛生な環境など、女性は意外とちょっとした変化で膀胱炎になりやすいのです。
また、流れる勢いが悪くなると膀胱炎になりやすくなります。
膀胱炎の種類
急性膀胱炎、慢性膀胱炎、間質性膀胱炎、出血性膀胱炎などがあります。おしっこが近いだけで膀胱炎ではないものに、神経性頻尿や前立腺肥大などがあります。
膀胱炎の症状
排尿痛、残尿感、下腹部痛、頻尿、尿混濁、血尿などが特徴的ですが、高齢者は症状がでない場合もあります。
細菌が増殖してくると、排尿時(特に終わる時)に痛みがでます。
よい対応ができれば自然治癒することもありますが、症状を我慢していると細菌が繁殖して膀胱粘膜が傷つき、排尿時以外でも下腹部痛がでて、赤くみえるほどの血尿が出ることもあります。血尿は、尿がで終わる時に特に赤くみえることが多いです。
膀胱炎は熱はでませんが、細菌が腎臓まで到達すると悪寒がして38℃以上の高熱がでて、背中を叩くと痛みがでます。これは腎盂腎炎です。即、病院に行ってください。ただ、慢性的に腎盂腎炎になると痛みや熱などの症状がでない場合もあります。
膀胱炎の治療
膀胱炎の治療は、原因や種類、程度によって違いますが、妊婦さんは危険回避のために早めに投薬することが多いです。
軽い場合は自然治癒で治すこともあります。排尿は、膀胱内に溜まった細菌を外に洗い流す役目があります。排尿時痛ががあるからといって水分を控えたりせず、尿をたくさん作るために多めに水分を摂ってたくさん排尿しましょう。そしてリズムある生活、グッスリ睡眠、バランスのとれた食事で免疫力を高めることも大切です。
細菌が原因となる急性膀胱炎や一部の慢性膀胱炎の場合、抗生物質や抗菌剤のお薬を飲むことが主な治療方法になります。
急性膀胱炎の原因菌のほとんどは大腸菌のため、ニューキノロン系やセフェム系の内服薬が処方されることが多いです。内服薬は4~5日分が処方され、飲み始めて1~2日で症状は落ち着き、1週間程で治ります。
慢性膀胱炎は、急性膀胱炎より治療が長引きます。抗生物質や抗菌剤で治らないことがあり、基礎疾患も必要に応じて治療します。
間質性膀胱炎の原因は不明ですが、いくつかの治療方法があります。
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