2020年07月07日(火)5:22 AM
和風朝ご飯
毎月13日は一汁三菜の日だそうです。「一汁三菜 ぷらす・みらいご飯®」を創立した6社(フジッコ株式会社・ニコニコのり株式会社・キング醸造株式会社・株式会社はくばく・株式会社ますやみそ・マルトモ株式会社)が「一汁三菜」という和食のスタイルを子供達に繋げていく事を目的に登録したのだそうです。
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一汁三菜って、ご飯+汁物+主菜+副菜+副々菜なので、結構ガッツリ系に思えます。以前
おきらく極楽ではお昼ご飯は
一汁一菜と書きましたが、最近は汁物はあまり用意してなくて、主食である雑穀玄米、主菜(日替わり、最近はおから料理が多い)、副菜(納豆)、糠漬けという汁物なしの二菜パターンが多いです。ご飯を一膳頂くにはこれでも多い位に思えます。おきらくも歳をとったものです。40歳台頃まではそもそもご飯一膳では済まなかったですから。
ところで、一汁三菜をネットで調べると、和食・三角食べ・口中(内)調味という3つの言葉と並んで出て来る事があります。
三角食べは辞書を引かなくても、おかずとご飯を交互に食べる事なんだろうと、何となく意味が分かります。おきらくは子供の頃からそういう食べ方が当たり前と思い込んでいました。三角食べとは反対に一つのものから順々に食べ終わらせるのは「片付け食い、ばっかり食べ、一丁食い」などと言うそうです。
最近は健康向上のための工夫として、ベジファースト、ミートファースト、大豆ファースト、カーボラストなど色々な食べ方が話題に登ります。目的や体質に応じて食べ方が変わっても良いと思います。
昔勤めていた会社の上司が、お子さん達のご飯の食べ方について嘆いていました。曰く、おかずばかりを一皿ずつ食べて、最後にご飯だけ食べるとの事。今から30年ほど前の記録的冷夏だった年の事です。そんなにも早くからカーボラストを実行していたなんて、何と目端の聞くお子さん達だった事かと寧ろ感嘆してしまいます。
口中(内)調味というのも初めて目にした言葉ではありますが、口の中で味付けをするという事だろうとは想像できます。そういう食べ方をするのは世界でも珍しく日本とザンビアくらいらしいです。食事が文化によって随分違う事にあらためて驚かされます。
口中調味を意識的に行うと、口の中で変化する味わいを感じようとする事で、噛む回数が増え、唾液が増え、その結果消化や吸収が進むのだそうです。三角食べをすると自然にこうなる気がします。「孤独のグルメ」の井之頭五郎は、よくご飯の上におかずを乗せて食べたり、おかず同士を混ぜて食べたりしていますが、五郎さん風に言えば「これもありだな」でしょうか。
因みにおかずとおかずの間に味の薄いご飯を挟む事で味覚がリセットされ、毎回美味しくおかずを頂けるというのも和食の良い所だと思います。
生産・流通に携わる多くの方々に感謝しつつ綺麗に食べる事が出来れば、個人的にはどんな食べ方でも良いんじゃないの、という気がします。必要量以上に食べない。よく動いて、しっかり休む。それが養生の秘訣だと思います。
運動したいけれど自粛が続いたために何となく体調が優れないという方は、色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
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