2020年06月30日(火)5:27 AM
ますます暑くなって来ました。夏日(最高気温が25℃を超えた日)、真夏日(30℃を超えた日)が続いています。
先週のブログでは健康のために日光浴をしましょうと書きましたが、気象庁は
今夏の気温は平年並か高いと予想しており、これだけ暑いと熱中症も心配になります。
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総務省によると、
昨年(令和元年)の熱中症の救急搬送は、5月~9月でそれぞれ4,448人、4,151人、16,431人、36,755人、9,532人の計71,317人だそうです。結構な人数ですね。7月から急増しています。
熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標に
暑さ指数(WBGT)というのがあります。気温、湿度、輻射熱の3つの値で計算します。例えば屋外だとこういう計算式になります。
WBGT(℃)=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度。
一般家庭にある気温計だと測れないし、測れても計算が面倒です。でも、暑さ指数(WBGT)の実況と予測というページを環境庁が開設してくれているので簡単に調べる事ができます。例えばここ三島だと
こんな感じです。WBGTが28℃を超えると熱中症患者が急増するそうです。グラフではオレンジ色の厳重警戒ラインで示されているので一目瞭然です。お出かけ前にチェックすると良いのではないかと思います。
めまい、ふらつき、口の渇き、大量の汗、ぼんやりする、吐き気、食欲不振などがあれば既に軽度の脱水症を示しています。涼しい場所に移動し、衣服をゆるめ体を冷やして水分・塩分を補給して下さい。出来ればそうなる前に、日常的に次の事を確認して熱中症を予防したいものです。
- 爪の色
手の親指の爪を白くなるまで摘みます。通常は放してから3秒程度で赤みが戻りますが、戻らない時は脱水症の疑いがあります。
- 皮膚のはり
手の甲の皮膚を引っ張ります。通常は放してから3秒程度で元に戻りますが、戻らない時は脱水症の疑いがあります。
- 尿の色
通常は透明に近い淡い黄色ですが、濃い黄色になると早めに水分・塩分補給が必要です。茶色になるとかなり脱水が進んでいます。直ちに水分・塩分補給が必要です。
- 舌の状態
健康な時は淡紅色で滑らかですが、舌の表面にツヤがなく暗い感じの時は脱水症の疑いがあります。
水分補給
さて、ますます暑さを増して行くこの時期、どうすれば良いでしょう。幸いヒトの体には、気候の変動に適応する順化という機能があります。とは言え、昨日の今日で適応完了というわけには行きません。適応するためには1,2週間は必要です。勿論、日頃から運動してしっかり汗をかく習慣のある人とそうでない人では適応力には差があります。
自粛が続いて体力に自信のない方は、色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
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