2020年06月23日(火)7:37 AM
暑いですね。夏日が続いてます。しかも時折真夏日。お出掛けする時は紫外線対策が必要ですね。とは言え、少しは紫外線に当たる事も大事です。
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というのも、紫外線を浴びる事で体がビタミンDを生成してくれるからです。
ビタミンDには、腸からのカルシウム吸収を促進し、血中のカルシウム濃度を維持する働きがあります。また骨の石灰化(カルシウム沈着)を起こし、骨の成長や再構築に必要なビタミンです。骨粗鬆症を防ぐために必須のビタミンです。
またビタミンDには細胞増殖を抑えたり、細胞死を促進したりする作用があるそうです。その作用でがんを予防する効果があるのではないかと考えられています。
国立がん研究センターの研究によると、血中ビタミンD濃度が高いと何らかのがんに罹患するリスクが低下する。また部位別には肝臓がんのリスクが低下していたそうです。がん予防研究には期待したいものです。
当面は骨量を下げないようにして、死ぬまで自分の足で歩く事がビタミンDを摂る目的になりそうです。
厚生労働省が発表した
日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、人によって違いますが、1日に必要なビタミンDの量は15µgだそうです。その内どの程度を日光浴で取り入れるかの目安が下の表です。紫外線の量は季節や場所、時間帯によって変動します。晴天の日に顔と手の甲(合わせて600㎠)を露出した場合何分で5.5µgになるかを示しています。たとえばつくばで7月の12時だと3分半で足りるという事です。足りない分を食事で補う必要がありますが、冬だと特に北に行く程紫外線によるビタミンD生成だけでは十分ではないので、ビタミンDを多く含む食材を積極的に使いたいものです。
測定地点 |
7月 |
12月 |
9時 |
12時 |
15時 |
9時 |
12時 |
15時 |
札幌 |
7.4 |
4.6 |
13.3 |
497.4 |
76.4 |
2,741.7 |
つくば |
5.9 |
3.5 |
10.1 |
106.0 |
22.4 |
271.3 |
那覇 |
8.8 |
2.9 |
5.3 |
78.0 |
7.5 |
17.0 |
丈夫な骨作ろうね
顔と手以外に腕や脚など露出する面積が増えれば比例してビタミンDが沢山作られるので、日光浴する時間は反比例して少なくて済みます。
光線過敏症のように日光にあたると悪くなる病気もあるので注意が必要です。また日光を浴びるとすぐに赤くなるが色が濃くならない人は皮膚へのダメージが大きいので、長時間露出しないほうが安全です。
ビタミンDは鰯、鯖、秋刀魚、鰹、鮭などの魚類や椎茸、木耳などに多く含まれているので、魚缶など調理が楽な食材を使うと良いと思います。お魚嫌いの人は、椎茸や木耳を料理に取り入れるか、ウォーキングやジョギングを兼ねて日光浴するのが良さそうです。戸外で運動する時は、時間と場所を選んで人混みを避けたり、バフ(筒状の布)等を使ってエチケットを守りたいものです。バフやマスクを使うと日光に当たる部分が少なくなるので、腕や脚を露出すれば短い時間でも効率的だと思います。
ところで国立環境研究所に10分の日光浴で生成されるビタミンDのグラフが時々刻々と表示されているので、ジョギングやウォーキングの時には参考になります。
また気象庁のホームページの紫外線情報は紫外線対策が分かりやすくて良いと思います。
おきらくは
無敵を買って以来、週に3、4回早朝ウォーキング&ジョギングをするようになりました。最近は明るくなるのが早くなってはいるものの、やはり日光不足かもしれません。もっと魚料理を作りたいと思います。因みにおきらくはバフを持ってないので、冷感タオルを巻いてウォーキング&ジョギングしています。汗が滲んで来ると涼しくなるのが快適です。それに西部劇の列車強盗になった気分です。
散歩はしたいけれど、この時期だるくてという方は、色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くの
はりきゅう(鍼灸)院に
おきらくにお問い合わせください。
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おきらく)
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武術の稽古と豚カツが大好きです。
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