2020年06月02日(火)5:54 AM
暑い日が多くなりました。まだ梅雨入りしていないのに湿度も高くなりましたね。こんな季節だからこそ体を動かしてシャッキリしたいと思いますが、この気温と湿度の中で運動すると何だか息切れ感があります。
折りたたむ
ちなみに息切れ(息苦しさ、呼吸困難)するのはどんな病気でしょう。多いのはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支喘息、過換気症候群、貧血、肥満などが息切れを起こす病気です。気胸、急性心不全、急性心筋梗塞、肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などのように緊急を要する命に関わる病気もあります。
では、明らかな病気がないのに息切れするというのは何が考えられるでしょうか?
例えば脚の筋力低下。筋肉には血液を循環させるポンプの役割があります。怪我、病気、運動不足などで十分に筋肉を動かすことができず、血液の循環が上手く行かず、酸欠状態になっているのかもしれません。ウォーキングや軽いジョギングなど、無理をしない程度に体を動かして筋力回復をはかりましょう。
或いは普段から浅い呼吸しかしてないために、呼吸をするための筋肉が弱ってしまっていることも考えられます。呼吸のための筋肉には、息を吸うための横隔膜や胸の筋肉など、息を吐くための腹筋などがあります。
安静時の呼吸は息を吸ったら力を抜くことで自然に息が吐けるようになっています。なので、先ずはしっかりと吸う練習をするのが良さそうです。おきらくが以前ヨガのセミナーで習った完全呼吸法というのを簡単に紹介してみます。感覚的な説明で分かりにくいかもしれませんが・・・
- 先ずは腹式呼吸。意識としては腹に息を溜め込む感じ
- 膨らんだ腹の圧はそのままに、肺に息を溜め込む感じ
- 更に最後は肩も挙げて肺の上部から喉仏に掛けて息を溜め込む感じ
試してみると分かると思いますが、肺を隅から隅まで使って上半身が大きく膨らむ感じです。この呼吸をすると息を吸うための筋肉はほぼ全て使えると思います。
大きくなぁれ
逆に呼吸は「吐いて(呼)吸う」と書くように、しっかり吐く事ができれば、力を抜いた時に自然と空気が入ってくるので、息を吐くトレーニングも平行して行うのが良いと思います。それには100均の風船が結構使えると思います。風船を膨らませる時は頬は膨らませないで、寧ろすぼめるようにしてお腹に力を入れて膨らませる方が良いです。でないと、風船が硬いと頬がとれも痛くなってしまいます。
因みに来たる6月6日は吹き戻しの日らしいのですが、なんと今は呼吸筋を鍛えるための吹き戻しが商品化されているようです。楽しみながら鍛えるのも良いかもしれません。
呼吸をする上で姿勢も大きな要因になります。猫背のままだと胸が上手く使えません。なかなか姿勢が良くならない方は、色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
ところで、脚の筋肉のトレーニングという事で・・・
穴の開いたビブラムの代わりに買っちゃいました、
陸王!!といっても、小説とかドラマのDVDではなくて、陸王のモデルになった
ランニング足袋きねや無敵というシューズをです。お気に入りだったビブラムも凄く良いシューズですが、無敵もまた一味違う良いシューズです。気に入りました。でもジョギングに限らず、無ければ凄くやりたくなるのに、有ると安心して色々理由を付けてやらないのがおきらくの悪い癖です。今回こそは続けたいものです。
折りたたむ
この記事に関連するブログ
日常生活で息が切れる
筋肉のお仕事
お気に入りの靴と裸足感覚
気管支炎とCOPD
階段を上ると息が切れる
この記事を書いた人
Koji Wakio(
おきらく)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(
極楽)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
予約ご希望のお客様はこちら
静岡県三島市大宮町2-16-19
055-943-5547(ゼロゴーゴー キューシテミルナラ ココヨンナ)
« 筋肉のお仕事 | 気象病と夏の風物ひやしあめ »