2020年12月15日(火)5:58 AM
今年は12月21日(月)が冬至です。そして二十四節気では12月21日~1月4日(月)頃の15日間も冬至。夏至と反対で、夜が最も長く、昼が最も短い頃。冬至を境に日は長くなって行きますが、気候としては小寒、大寒と更に寒さを増して行きます。これだけ寒くなってくると、手足が冷たくなって眠れなかったりしませんか?
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冷えは万病の元といいます。甲状腺機能低下症、貧血、低血圧、膠原病等冷えと関係の強い病気は色々あります。冷えの症状が続く時はこうした病気ではないか受診しておくと安心です。
肩こり、腰痛、頭痛、不眠、むくみ、疲れやすい、やる気が出ない等の症状のある方も体の何処かに冷えがある事が多いです。
冷えは日常生活が原因の事もあります。例えば、無理なダイエットをしている。夜更しや昼夜逆転で十分は睡眠な取っていない。殆ど運動をしていない。冷たい飲み物や食べ物を頻繁に取っている等。こうした冷えは養生の基本(休息、栄養、運動)を忘れなければ避ける事が出来ます。
でも取り敢えず直ぐに手足を温めたい時はグーパー体操がお勧めです。
先ず手のグーパー体操は、親指を中にいれて握りしめ、その後指が反るくらい大きく開く事を繰り返します。足のグーパー体操は手のようには動きませんが、指を大きく曲げたり伸ばしたりします。椅子に座ってても、お布団の中でも出来るので是非お試し下さい。
手足の血流は自律神経の働きで調節されています。ストレスが多く交感神経の緊張が高いままだと、末梢血管は収縮して血行不良になり、手足も冷たくなります。でもストレスを無くしてしまうのは結構難しいので、ストレスがあっても耐え易い体にしたいものです。そのためにお勧めなのは
自律訓練法です。自律訓練法は正式には一定の手順がありますが、その中の重感訓練と温感訓練だけでもストレス緩和・血行改善には凄く良いです。
椅子に座ってでも、お布団の中ででも、先ずはゆったりと落ち着いて呼吸します。次に出来るだけ手足の緊張を解いて力を抜きます。そして利き手の重さを感じます。ただ感じようとするだけで良いです。最初から出来る人もいますし、何回も掛かる人もいますが、大丈夫誰にでも出来るようになります。
利き手に重さを感じたら反対の手、利き手と同じ側の足、反対の足と重さを探していきます。慣れてくればいきなり全部やっても構いません。
重感が分かるようになったら次は温感です。重さを感じたのと同じ要領で温かさを感じる訓練です。これもただ感じようとするだけで良いです。
自律訓練法は全部で6つの手順がありますが、この二つ出来るようになれば十分だと思います。
是非お試し下さい。
良い睡眠で養生養生
どんなに冷えが強くても、はりきゅう(鍼灸)治療をしていると温かくなる方が多いです。グーパー体操や自律訓練法が上手くいかない方、お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。
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