1. 夜間多尿
   糖尿病、水分の摂り過ぎ、うっ血性心不全（心臓の働きが弱った状態）、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群等が原因
2. 膀胱容量の減少
   過活動膀胱、前立腺炎、膀胱炎等が原因
3. 睡眠障害
   眠りが浅くてすぐ目が覚めてしまうために、目が覚めるごとに気になってトイレに行く事が原因

　原因となる疾患がはっきりしている場合はその治療が必要です。
　けれど、生活習慣を見直す事で良くする事が出来る原因もありそうです。
　例えば水分の摂り過ぎ。塩分の濃い食事をすると水分を沢山摂りたくなります。こういう場合は出汁を上手く使って塩分控えめの食事にすれば防げそうです。

スヤスヤ

　睡眠障害についてはどうでしょう。
　筑波大学と慶應義塾大学を中心とする共同研究グループは腸内細菌と睡眠には深い関係がある事を発見しました。抗生物質を投与して腸内細菌叢を除去したマウスでは睡眠と覚醒のメリハリが失われている事が分かったそうです。
　腸内細菌叢が睡眠と関係するとなると、食事の内容で夜間頻尿を防ぐ事ができるようになるかもしれません。今後の究明に期待したいです。
　睡眠障害については自律神経(交感神経、副交感神経)も関係します。交感神経は活動を支える神経で、副交感神経は体をリラックスさせる働きがあります。けれど、夜遅くまで仕事をしたり、寝る直前までスマホを見たりなどの習慣が副交感神経の活動を妨げてしまいます。
　体を休めるモードにするにははりきゅう(鍼灸)が抜群の効果を現します。またおきらく極楽でお伝えしている正體術も効果抜群です。