2021年01月12日(火)5:23 AM
おきらくは会社勤めをしていた頃、家から出掛ける時に「玄関の鍵、ちゃんと掛けたっけ?」「ガスの元栓、締めたっけ?」と何度も戻って確認していた時期があります。いつの間にかだいぶ治まりました。それでも、今だに玄関は2,3回ドアをガチャガチャやって施錠確認しています。
このような不安が度を越して、日常生活に支障が出る状態を
強迫性障害(以前は強迫神経症とも)と言います。
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本来、不安はヒトが進化の過程で得た、自らの生命を危険から守るための能力です。けれど過度なストレスや疲労がきっかけで、バランスが崩れて強迫性障害を発症する事があるようです。
強迫性障害には以下のような症状があります。
- 不潔恐怖と洗浄
手が汚れているとの不安から手洗いを繰り返したり、公衆トイレが汚染されているとの思いで使えない等
- 確認行為
玄関や窓の鍵の掛け忘れ、ガスの元栓・電気のスイッチの切り忘れ等を心配し、何度も確認してしまう
- 加害恐怖
誰かに危害を加えたかもしれないという不安にとらわれる
- 儀式行為
決めた手順通りでないと不安になる
- 保存行為
また使うかも・・・と物を捨てられない
等々。
おきらくの場合は特に何も治療をしなくても済む程度でしたが、手洗いをし過ぎて肌荒れになったり、何度も何度も確認するために異常に時間が掛かったり等日常生活に支障が生じる事もあります。
西洋医学での治療は抗うつ薬の服用とカウンセリングになります。
東洋医学的にはどのような不調であれ、精気(生命力)の虚が根本にあると考えます。精気が充実していれば過度なストレスや疲労に陥る事は少なかったでしょうし、多少は陥ったとしても寝れば治る事が多くなります。つまり東洋医学では、精気の虚を補うのが治療の根本ということになります。
精気は年齢が上がると共に自然と減っていきますが、睡眠不足、栄養不足、運動不足、ストレス、怪我、過労、姿勢不良、暴飲暴食、気候、冷房による冷え等色々な原因によって減ってしまいます。出来るだけこのような悪条件を避け、養生する事で精気が減るのを防ぐ事が出来ます。
元気イッパイ!!
何事に限らず体の状態を良く保つには休養、栄養、運動を基本とする養生が大事です。
養生の事なら色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。
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