お焦げ好きでも体のお焦げはエヌジーです

2025年03月09日（日）6:35 AM

　おきらくの家にあった炊飯器はガス炊きでした。おきらくが料理を手伝うようになった中学の頃は、ガスの調節を手で行っていた記憶があります。おきらくはお焦げが好きだったのですが、殆ど思い通りにお焦げはが作れませんでした。

　お焦げが好きなのは日本人だけじゃないですよね。お隣の韓国や中国にもお焦げ料理があります。揚げ物全般は皮が狐色に焦げてるから旨い。パンだって、何だって多少焦げている方が香ばしくて美味しいです。
　実は体の中で作られるお焦げもあるのです。残念な事に美味しいお焦げではありません。

　体を作っているタンパク質とエネルギー源である糖がくっつき、変性・劣化する事があります。そのお焦げの名はAGEs(終末糖化産物)といい、老化の大きな原因である事が分かって来ました。このAGEsが溜まって来ると、糖尿病、心臓病、アルツハイマー病、がん、慢性腎臓病、脂肪肝、更年期障害、歯周病、不妊、白内障などの病気にかかりやすくなる事が明らかになりつつあります。
　今後の研究に期待したいです。

　また、食事からもAGEsを取り込む事があります。肉を高温で揚げたり、焼いたりするとAGEsが多く生成されるのですが、その内約7%が体内に取り込まれてしまうのだそうです。日本食に欠かせない醤油や味噌もAGEsは多く含まれているようですが、これらには抗酸化作用などアンチエイジングのための味方になってくれます。

　AGEsはまだまだ分かっていない事が多いようです。ただ、体内で作られるAGEsには悪い側面が強いそうです。
　AGEsは老化に伴って少しずつ蓄積していくものらしいですが、昔と違って栄養を取り過ぎているからなのか自然の摂理なのか分からないことはたくさんあります。
　いずれにしても、体内のAGEsは増やさない方がよさそうです。
　先ずは食事。糖質は取り過ぎない事が一番です。そして、旬の出来れば地場の様々な食材を腹八分に美味しく頂く。そして十分な睡眠と適度に体を動かす、養生の三本柱が大事です。

やっぱりパンが好きッ!!
なら、歩くしかないッ!!

　糖質を取り過ぎたなと思ったら、食時を終えた30分後くらいに速足散歩をしましょう。また、速足散歩の効率を上げるために、普段から筋トレしておくのも良いと思います。
　速足散歩をしたいけど、脚の調子が今ひとつという方は、色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。
折りたたむ