ゆっくり呼吸を意識する季節です

ゆっくり呼吸を意識する季節です

2016年03月22日(火)7:39 AM
 春分の日も過ぎ、本格的に体がゆるむ季節になりました。卒業、入学、退職、入社、配置転換と、3月4月は桜の花のごとくめまぐるしい月になる方も多いのではないでしょうか?
 配置転換を3月下旬に知らされてから仕事の引き継ぎなど、そして4月には新しい職場で新しい仕事、年度末と年度始の忙しさも加わってただいま全速力中な方も多いんでしょうね。自律神経も大忙しです。
 
 東洋医学で春は「木(もく)」の季節で、寒さに耐えた冬を終えて伸びやかになる季節です。春が嬉しいのは自然の摂理ですが、伸びゆく痛みを感じるのなら春は苦しい時期にもなります。
 じっとしていられた冬が終わり、体は新しいサイクルに動きだそうとしますが、それが苦痛に感じるのも春です。体に例えると、いきなり全力でスポーツをしたら体に悪いので、徐々に動かす方がいいですよね?もちろん、普段から鍛えているかどうかで違うと思いますが、日頃から不調を感じている方には新しい負荷がかかることはとてもしんどいことだと思います。
 だからこそ、ゆっくり動き始めればいいのですが、仕事や学校などを考えるとそうはいかないことも多々あるし、周りにあわせようと無理しがちです。
 頑張れる間はいいのですが、これから5月くらいまで気を張る時期は長いです。こんな時ほど、ホッとする時間を大切にしてください。家族のためにも、友達のためにも自分をもっと大切に。そのために、まずはよい睡眠を心がけてください。
 
 心にわだかまりがあると、お布団に入っても色々なことが頭に浮かんで寝付けないとか途中で起きてしまうことがあります。頭で理解していることと、心や体が受け止めていることが違っているからでしょうか、不思議です。
 こんな時は、寝る1~3時間前に軽く汗をかきましょう。30分の散歩がベストですが、湯船でじんわり汗をかくのもいいです。冷汗は逆効果です、念のため(笑)
 「そんな時間ないよ~」という方は、寝る1時間前にジンジャーやシナモンなどの軽く汗ばむ飲み物で代えてみてください。体温が徐々に下がると、自然と眠たくなります。そして眠気を感じてから、お布団に入りましょう。
 カフェインに反応しやすい方は、3時のおやつ以降のお茶やコーヒーなどは控える方がいいです。カフェインの覚醒効果は、思った以上に長時間だからです。ついでにお酒は眠りが浅くなるので寝る前はやめるか、ごく控えめに。
綿毛が飛ばない呼吸法

綿毛が飛ばない呼吸法

 それでも眠りにくいなと思ったら、息を細くゆっくりとはいてみてください。リラックス効果のある呼吸なので、緊張している時にもお勧めです。息をはく時のコツは口をすぼめることで、細い糸を口からゆっくりはいて自分を繭で包むような感じです。
 
 同じような一日を同じように過ごす、ありそうでなさそうなことではないでしょうか?少なくても季節の移り変わりは大きいです。お金も健康も、ゆとりがあれば貯金、なければ赤字になります。
 元気のチャージが足りなくなったら、東洋医学で質の良い休息をとるのも一助です。何となく不調のまますっきりしない、そんな時にはりきゅう(鍼灸)がお役にたてるかもしれません。何かお困りのことがあれば、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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