起きられない!その時に ~睡眠の基本~

起きられない!その時に ~睡眠の基本~

2016年12月13日(火)6:15 AM
 お日様が出ている時間が短いですね。できるだけ自然と伴に暮らしたくても、学校やら仕事やら季節に関係なく1日の時間が決まっているので、冬は真っ暗な時間に目を覚まします。
 春の眠たさと違って冬は暗くて寒いので、温かいお布団にいたくて二度寝してしまいます。
 
 「起きたくな~い」とか「目覚ましが鳴らなかった!」とかではなく、起きたい時間に起きられないことがあります。お酒や薬そして熱や疲れなど、たまに眠り続けてしまうことがあっても、それが毎日続くと困ります。
 朝の目覚めは、睡眠と覚醒を分ける行為です。パソコンや携帯や自動車などで例えるとスイッチオン、始動の瞬間です。電化製品も車でも、止まっているところから動くのは大きな力が必要な故障しやすい時です。病気になって初めて当たり前のありがたさが分かるってことがありますが、朝の目覚めもその一つです。
 
 睡眠に関する症状は眠れない、寝つきが悪い、途中で起きる、眠りが浅い、早く起きる、起きられない、日中の眠気が強いなどなどたくさんあります。脳波や血中ホルモンのように検査できるもの、自律神経の乱れのように数値で分からないもの、原因も色々です。
 本来できるはずのことができない、こんな時は基本に返ってやり直すよい機会です。勉強でもスポーツでも、壁に当たったら基本に返りますよね?
 睡眠は、起きた時から始まります。目覚めて明るい光を浴びると、次の睡眠に役立ちます。また、寝る前3時間前は、スマホなどの強い光や刺激を避ける方が賢明です。
 昼寝は長くても30分以内、できれば20分未満で、夕方以降(就寝4~6時間前くらい)はうたた寝はしない方がいいですよ。

パパのお腹フワフワ

 また、お腹は膨れすぎても減り過ぎていても眠りに影響するので、食事時間や内容に気をつけましょう(寝る前なら消化によいもの、がっつり食べるなら充分時間を空けてから寝るなど)。
 運動やお風呂を寝る1~2時間前にすると眠りやすいのは、体温と睡眠の関係が深いからです。体温が下がると眠くなり、下がりきった頃に目が覚めやすくなるので、朝は4時起きとはいいませんが7時位までが起きやすい時間です。
 
 例えば起立性調節障害など、睡眠の基本を守るだけでは改善が難しいこともありますが、基本あってこその治療です。自分を治すのは自分だけ、どんな治療もその手助けです。ちなみにはりきゅう(鍼灸)には、睡眠を改善する効果もあります。
 もし不調を感じているなら、早目に改善するのが賢明です。病気にまで育つと、治るまでに時間もかかるし体への負担も大きくなります。お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお手伝いできることがたくさんあると思いますので、おきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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